ロシアで「絶滅種」とされている動物(写真特集)

ロシア・ビヨンド, Picture alliance/Getty Images, Legion Media
 これらの動物は、希少種のカテゴリーで0に区分されている。つまり、自然界では存在が確認されていないことを意味する。

 ロシア天然資源・環境省が動物目録の作成を行った結果、これまで特定の地域に生息していた11種の動物や魚が見つからなくなったことが明らかになった。そしてこれらの動物や魚は「絶滅のおそれがある種」のリストに含められた。希少種の最後のカテゴリーである。国立公園、自然保護区、動物園ではこれらの動物を目にすることができるが、自然界では見られなくなったのである。

モウコノウマ(プシバルスキーウマ)

 この野生馬はアジア、カザフスタンの草原、西シベリア南部に生息している。最後に自然界で確認されたのは1969年、モンゴルでのことである。急激に個体数が減少した理由として挙げられている説の1つが、1944年から1945年にかけての冬の異常な寒さである。その冬の気温はマイナス40℃を下回り、毎日激しい吹雪が起きた。 

チチュウカイモンコアザラシ 

 数十年前には黒海海域に生息していたが、ここ50年はまったく目撃されていない。絶滅の理由は、狩猟と環境汚染だと見られている。 

トキ

 プリアムーリエ(アムール川中流下流域)から中国の安徽省、湛江省、山西省、甘粛省で分布していた。現在ロシアでは中国との国境に近いハンカイスキー国立自然保護区域でのみ見ることができる。 

ヨーロッパオオライチョウ

 ライチョウの中でももっとも大型で、外見は黒い七面鳥に似ている。以前はプスコフ州、レニングラード州に生息していた。ロシアにおける絶滅の理由は、肉や羽に高価な値がつくことから乱獲されたことによる。またヨーロッパオオライチョウは繁殖期に警戒心が薄くなることから狩猟者に捕獲されやすいため、状況をさらに深刻化させた。

アジアノロバ

 ソ連時代、ロバによく似たウマ科の一種であるアジアノロバは、ステップ地帯全土に分布していた。しかし、気候の変化と人類の生活領域の拡張により、アジアノロバはより良い条件の場所への移動を余儀なくされ、個体数を減少させた。

コマホオジロ

 コマホオジロはスズメくらいの大きさで、沿岸地方の西側に巣作りしていたが、森林火災、低木の根絶、森林伐採などにより絶滅した。 

バルチックチョウザメ

 ラドガ湖、バルト海や白海、黒海に流れ込む川に生息していたが、何十年にもおよぶ大規模な産業活動と、産卵場での水力発電所の建設により、すでに観測されなくなった。人工種も作られていない。

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