ロシアのプレイボーイに初めて掲載された61歳の下着姿の女性(写真特集)

モデル:@t.neklyudova; 写真:@lyskowets_photo; メイクアップとヘア:@make_up_er
 男性雑誌のソーシャルネットアカウントに、年金受給者の年齢である女性モデル、タチヤナ・ネクリュドワさんの画像がアップされた。61歳という年齢にも関わらずスタイル抜群の女性が、コルセット、水着、ブラジャー姿でポーズを取っている。しかしインターネットユーザーからは、このコンテンツが気に入らないという声も出ている。

 2021年7月末、ロシア版プレイボーイが、インスタグラム・アカウントに、2人の子どもと4人の孫を持つ61歳のモデル、タチヤナ・ネクリュドワさんの写真を掲載した。 

 ネクリュドワさんは機械技師としての教育を受けたが、あるきっかけでモデルになった。アレクセイ・ウチーチェリ監督の映画「マチルダ」のキャスティング担当が、街で彼女を見つけ、エキストラとして出演しないかと声をかけた。2015年にアレクセイ・ミズギリョフ監督の映画「決闘者」の撮影に招かれ、そこで写真家のアリョーナ・カナミナと知り合った。そのカナミナは、ネクリュドワさんにロシア初の高齢者のためのモデルエージェンシー「Oldushka」に写真を送るよう提案した。ネクリュドワさんはこのエージェンシーに数年間所属し、数十のブランドの広告に出演した。

 そんな一つが、2017年に出演したロシアの下着ブランド「Petrushka」の広告。今回プレイボーイがタチヤナさんの許可なく、インスタグラムのアカウントに掲載したのは、他でもないこの広告で使われた写真である。

 ネクリュドワさんは、Wonderzineのインタビューの中でこの撮影について次のように述べている。「もちろんとても緊張しましたが、それほど悩みませんでした。逆にわたしはイーゴリ(モデルエージェンシー「Oldushka」の創始者)を、大丈夫、わたしにはできると説得したくらいです。チャレンジしてみたいと思いました。まだそのような撮影をするのに十分な年齢だと思ったのです。そして出来上がった写真も気に入りました。すべてのショットが良かったわけではありませんが、理解ある大人として、数百枚撮影した中から2〜3枚良いショットが選ばれたと思います」。

 2021年になってプレイボーイのアカウントに投稿された下着姿のタチヤナの写真には、 「孫と遊んでいた方がいいのに」、「見てられない」、「最低、本当にひどい」、「さようならプレイボーイ。ゴミみたいなポストに自己満足してればいい」などといったコメントが寄せられた。

 とはいえ、コメントのほとんどは肯定的なものであった。女性は何歳になっても美しい、 タチヤナは美しい女性だ、このような考えのプレイボーイを読みたいという声もあった。

 「プレイボーイがアップした写真が気に入ったかどうかって?わたしにとっては予想を裏切る嬉しい出来事でした。この写真に対する反響がさまざまなものであることはもちろん、理解しています。でも大切なのは、わたしとわたしのチームが作り上げた作品が人々を無関心にしなかったことです。美しく歳を取ることが重要です。ソ連の女優、 オリガ・アロセーエワのこんな言葉が好きなんです。『老いることを残念に思わないこと。多くの人は老いることができません。生命は皆に与えられているけれど、老いは選ばれた人にのみ与えられているのです』と」。ネクリュドワさんは皮肉たっぷりに言う。

 ネクリュドワさんは、ネガティブなコメントを投稿するのはしつけがなっていない人だと考えており、エージェンシーも、タチヤナさんにそのようなコメントを読まないよう言うのだそうだ。

 またソーシャルネットワーク上のネガティブなコメントの理由は、すでに消えつつある決められた美の基準の中で隠されていると考えている。ネクリュドワさんは、現在、より多くのブランドが若くないモデル、プラスサイズのモデル、尋常性白斑など外見上の特徴を持ったモデルに注目するようになっていることに気がついたという。

 「多くの人々が、まだ、外科医や加工の助けを借りた若々しく美しい体以外のものを見る心の準備ができていません。しかし人は若い年齢で人生が終わりではないことを理解する必要があります。もはや、女性は年老いても、そしてどんな外観でも美しく、魅力的で、セクシーだという認識ができ始めています。それはもう不可逆的なものなのです」とネクリュドワさんは締めくくった。

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