ロシアフィギュアスケート界の新星、ソフィア・アカチエワ選手

Vladimir Pesnya/Sputnik
 まだ10代のロシア人スケーター、アカチエワ選手は、初めて2つの難関ジャンプ―3回転アクセルと4回転ジャンプを連続して成功させた。

 2020年11月中旬にカザンで開かれたロシアカップで、モスクワ出身の13歳、ソフィア・アカチエワ選手は4回転と3回転アクセルのコンビネーションを成功させた最初のフィギュアスケート選手となった。この2つのジャンプはとても難易度が高いとされており、それを連続させるのはもちろんさらに難しく、これまでに成功させた選手は彼女のほかに誰もいない。しかし、アカチエワ選手はこれだけに留まることなく、すでにオリンピック出場を目指している。

 ソフィアはロシアでもっとも卓越したフィギュアスケートのトレーナーであるエテリ・トゥトベリゼコーチに師事している。トゥトベリゼコーチはユリヤ・リプニツカヤ、エフゲニヤ・メドベジェワ、アリーナ・ザギトワやアリョーナ・コストルナヤを教えた名トレーナーである。彼女のもとには多くの才能豊かな少年少女がいるが、またアイスリンクの新たなスターを育て上げた。

 アカチエワ選手は3歳の時にバンクーバーオリンピックを見て以来、幼い頃からフィギュアスケートの魅力に取りつかれた。「真っ白な眩しい氷をみてその美しさに心を打たれたのを覚えています。選手たちがするジャンプが本当に気に入りました。もちろん、女子選手の衣装にも!その着こなしにも興味津々になりました。ダイヤモンドがついた衣装はキラキラ輝いて、わたしも同じように演じてみたいとすぐに思ったのです」。タス通信のインタビューで彼女はそう語っている。

 ソフィアは絵を描いたり、ダンスをしたり、合唱で歌ったりもしていた。しかし、ほかの何よりもフィギュアスケートが好きだということに気付き、これに情熱を傾けようと決めたのだという。

  ソフィアは今では先輩スケーターとなったザギトワ選手とメドヴェジェワ選手の練習を見るため、早くトレーニングに出かけるのが常だった。ザギトワ選手とメドヴェジェワ選手は彼女の前にトレーニングをすることが多かったからだ。「高くジャンプして、軽く、優雅に滑る彼女たちに憧れていました」。

  2017年、彼女はエテリ・トゥトベリゼコーチ指導のチームに移った。「こんなコーチの下でしか本当に素晴らしい結果を出すことはできないと思いました」。

 最初しばらくはトライアル期間が設けられていた。しかし、トゥトベリゼのチームでトレーニングを始めてわずか2週間後、ソフィアは3回転ループと2回転アクセルー3回転トーループのコンビネーションを完璧に跳ぶことができるようになった。エテリは若きスケーターの決意を受け入れ、彼女をチームに残すことにした。

  大会で高い得点を出そうとするスケーターにとって、複雑な技は絶対に必要なものであり、現在、要求されているのは、4回転トーループや3回転アクセルなどを含んだエレメントである。ソフィアはこれらのエレメントに挑戦したいと望んでおり、コーチたちが希望通りに練習させてくれることを嬉しく思っている。「転倒することなんて想像すらできません」と彼女は言う。

  パンデミックのせいでソフィアは(他の選手たちも同様)2ヶ月以上、トレーニングすることができなかったが、状態を維持することはとても難しいことだったと打ち明けている。「実際、最初からエレメントをやり直すことになりました。筋肉はすぐにその形を失うので、リカバーするのは非常に大変でした」。しかしソフィアは2020年の8月半ばに、4回転トーループと3回転アクセルをマスターし、ロシアカップのカザン大会でこれらのコンビネーションを見事に決めた。

  多くの選手たちがこれらの複雑なジャンプをコンビネーションで跳ぼうとしているが、これをミスなく成功させたのは今のところアカチエワ選手だけである。あるロシアの新聞は彼女のことを、「スケーティングとグライディングの両方で力をつけつつある技術的天才」と名付けている。 

  自由な時間には、他のティーンエイジャーと同じように、映画鑑賞や読書を楽しむというソフィア。そしてもちろんオリンピック出場を夢見ている。ただしオリンピック出場の夢は早くても、18歳になった後の2026年にしか実現できない。

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