モスクワのセルゲイ・ソビャーニン市長はまず電子通行証の廃止を決めた。この通行証は、私的な目的での外出(1週間に2回まで)、出勤、通院、必要な食料品の買い出しやサービスの享受のための移動の際に取得する必要があった。
加えて、規定されていた外出の時間制限も廃止し(この措置は外出制限解除の1週間前に講じられた)、5月25日以降、制限されていたカーシェアの営業も通常通りにするとした。
解除直後、モスクワっ子たちは中心部での散策を楽しんだ。
中心部では渋滞が発生。しかし実際には自己隔離中、とりわけ後半に渋滞はときおり見られた。
地下鉄では1.5メートルのソーシャル・ディスタンスが遵守され、乗客のほとんどがマスクと手袋をつけて移動している。これらの措置は公式的には解除されておらず、とくに店や薬局では厳しく守るよう注意が促されている。
6月9日、理容院、美容院、写真館、動物病院、職業紹介所も営業を再開した。
今月16日にはオープンカフェ、美術館、博物館、展示会場、動物園も再開することになっている。現時点(記事の執筆時)では、テイクアウトかデリバリーのみで営業していたレストランやカフェも、正面入り口または窓からの受け渡しによる販売が許可されている。
また23日からは児童公園、広場、公園の一部(他の一部はすでに6月1日に再開)、フィットネスクラブ、プールも再開する。
ソビャーニン市長はブログに、「子どもたちはまたブランコに乗り、スポーツ愛好者たちは屋外のトレーニング施設で筋トレをし、高齢者の方々は住宅地やモスクワの公園、広場のベンチで休むことができる」と綴った。
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