ロシア原産の人気ネコ8種(写真特集)

ロシア人は世界でも最大の猫好きかもしれない。

1. ロシアンブルーは、ロシア原産のネコでは最も人気の品種だ。伝説によれば、英国人水夫たちが青がかかった美しいグレーのネコをロシア北部の港市であるアルハンゲリスクから持ち帰ったという。
2. サイベリアン。この種のネコに関する最初の言及は16世紀のものである。当時、このネコはブハルスキエ(おそらくウズベキスタンの大商業都市であるブハラからロシアに持ち込まれたため)と呼ばれていた。今日、このネコはロシア中で目にすることができるが、この品種の発祥地がシベリアであるため、現在ではシベリアンと名付けられている。現地は雪が多く寒い気候なので、これらのネコは長毛種で、腹部は大きめである。
3. ドンスコイ。カナダ産のスフィンクスに類似したドンスコイの歴史は1986年2月、ロストフ・ナ・ドヌ市で始まった。ある日、帰宅した地元住民のエレーナ・コバレワは、少年たちにいじめられていた一匹の猫を救済した。後に、このネコは無毛になった。獣医に診てもらったが、何も問題はなかった。ところが、子猫を産んだ後まもなく、これらの子猫も無毛になり、初めて集合的にドンスコイ・スフィンクスと呼ばれるようになった。
4. クリル・アイランド・ボブテイルの起源はジャパニーズ・ボブテイルである。日本では飼い猫になっていたが、再野生化し、野生ネコとしての特性を取り戻すようになった。釣り針に似た鋭いつめを持つボブテイルは木に登ったり、鳥、齧歯類や魚を捕獲し、水を恐れない。
5. ネフスカヤ・マスカラドナヤは長毛種のポイントカラーの毛色のネコで、明るく青い目をしている。その名称は、仮面舞踏会の仮面をつけているような外見にちなんで付けられた。これはサイベリアンの一種である。
6. ピーターボールド(ペテルブルク・スフィンクス)の頭の形状はたいへん特徴的だ。長細く直線形の輪郭、そしてアーモンド形の目と長い耳を持つ。無毛の遺伝子はドンスコイから、体形はシャム猫から受け継いだものだ。被毛は無毛のボールドからいわゆる「ベロア」や「ブラッシュ」まで、さまざまに分類される。
7. ウラルレックス。ウラル山脈に生息し、カールした毛を持つウラルレックスに関する最初の言及は、第二次世界大戦前まで遡る。戦後、その個体数は減少し、長いこと絶滅したものと考えられているが、1960年代にわずかな情報が見つかった。
8. メコン・ボブテイル。最初の――より正確には、メコンボブテイルを含むその後の品種の先祖にあたる――シャム猫は、1884年にシャム(現在のタイ)の首都からヨーロッパに持ち込まれた。アメリカには1890年代に持ち込まれ、ロシアには20世紀初頭に登場した。しかし、メコン・ボブテイルを初めて標準的な品種として提案したのはサンクトペテルブルクのO・ミロノヴァで、猫の専門家がそれを認定したのは比較的最近の1994年12月のことだった。

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