ロシアのとんでもない“ニセ”マクドナルド(写真特集)

Legion Media, Kirill Kallinikov/Sputnik
 世界のファストフードチェーンも、ロシアの中の遠い小さな町までは行き届かない。でも独創性なくしてロシア人とは言えない。驚くべきマクドナルドのそっくり店を見てみよう。

1. ロシアで最も人気なストリードフードの一つ、シャウルマ

 このお店は高速道路沿いをはじめ街中どこでも見かけることが出来る。このキオスクのオーナーは真剣に彼らのビジネスの名前を考えて・・・オリジナルバージョンを“ちょっとだけ”うなずかせた。ロシア語の“ш”(シャ)という文字が上下逆さまになっているのが分かる。これで、名前をマクドナルド風に“ワウルマ”としたのだ。

2. でももしマクドナルドの市場が小さすぎて、もっと多様化させたいなと思ったらどうしようか?問題ない。ただ他のブランドのロゴを付け加えればよいのだ!

3. 極東へ目を向けてみよう。ハバロフスクの“シャウマーベル”でシャウルマを貪れば、トニー・スタークのスーツに身を包むという夢も現実のものとなる!

4. ロシア人はよくマクドナルドのことを単純に“マクダック”と呼ぶ。まるでビジネスプランみたいだ!ロシア南部のクラスノダールでは、“マクダック”という卸売チェーンがある。“マクダック”という名前が、ロシアにマクドナルドチェーンが登場しはじめた時期、90年代初めに人気を博したアヒルのキャラクター、スクルージ・マックダックに由来していることを知っている人は少ないだろう。

5. バシキール料理の多くが、語尾に“マク”が付く。ベシュバルマクスープ、エコポックマクパイ等々。バシキールにある街、トゥイマジには、“バシュマク”という名前のカフェがある。

6. 数年前、サンクト・ペテルブルグには“ブリン・ドナルド”という名前のカフェ
が8軒もあった。ロシアのパンケーキ、ブリヌイとマクドナルドを組み合わせたのだ
。テレビCMでも、“これが西側諸国への我々の答え”と謳っていた。メニューは奇妙
ではあったが興味深かった。例えば、“クワドロソシオン”という名のソーセージハ
ンバーガーや、ロシア語で小さい船という意味の“カラブリック”という名の大きな
パイ等。

7. KFCのフライドチキンもロシアではとても有名だ。でも、これをケンタッキー・フライド・チキンと訳してしまうとちょっと違う。スリュジャンカの入植地であるバイカル湖では、KFCとは“キング・フード・スリュジャンカ”と訳される。(ロシア語で“C”は英語のSと発音する)。

8. 南部の小さな街、エイスクでは“EFC”カフェチェーンが有名だ。“エイスク・ファストフード・センター”だ。地元のウェブサイトでもこのチェーンはKFCの栄光にしがみついている非嫡出子と説明されているが・・・こんな小さな田舎街、エイスクでそれに気づいている人はいないだろう。

 一方、メニューに関しては言えば、とても素晴らしく、ジャンクフードの宝庫である。ハンバーガー以外にも、ピザやロール、そしてホームメイドのマッシュドポテトもある。

9. セヴァストポリの街シンフェロポリには、赤い壁でチキンを売るお店、CFC(クリミアン・フライド・チキン)がある。KFCはなくても、人々はバスケットに入ったチキンナゲットを欲してしまうのだ。フライドポテトも二つ下さい!

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