ハンドメイドの刺繍なんてつまらないと思っていたのなら、ユリア・アリョシチェワ(81歳)のインスタグラムがあなたの考えを変えてくれることだろう。
このロシアのおばあちゃんは、自分のことを「認知症と闘う人」と表現し、手工芸品を再び格好よくしている!
@ girl_from_1938をフォローして、猫、女性たち、聖書の登場人物、有名な絵画の複製、そしてスパイスガールズの肖像が描かれたカラフルな作品を楽しもう。ちなみに、スパイスガールズの肖像は、完成まで2カ月半もかかった。
このアカウントはユリアの孫のヤン・ゴルクノフが運営している。彼は、ひとつひとつの傑作に説明文を(ロシア語と英語で)付け加えている。
彼はまた、ユリヤにフィーチャーした「ストーリーズ」も投稿している――そこでは、彼女が質問に答えたり、自分の人生の思い出を語ったりしている。
1938年にソ連のスピロヴォ村で生まれたユリアは、なんの芸術教育も受けていない。
でもそれは彼女にとって問題ではなかった。「平和に満ちた楽しいことを何かしたいというインスピレーションと強い希望が、この年齢にもかかわらず、彼女が刺繍をする助けとなっている」と投稿には書かれている。「年齢は芸術に何の意味もない、芸術は決して歳をとらないのだから」。
ユリアは5年前に刺繍を始めたばかりだと、ヤンはインスタのひとつに添えたストーリーで説明している。
人生の大半を過ごした田舎の家が全焼してしまい、彼女は人生でひどく困難な時期を経験していた――刺繍が、立ち直ろうとする彼女を助けてくれた。「心配ごとから逃れる機会を彼女に与えてくれたんです」とヤンは言う。
好意的な反応があるとユリアは創作を続けようという気持ちになるし、そのうえ、彼女はオンライン上のコメントを読むのが好きだ。ヤンは、ユリアは手紙を読むのが大好きだから、ぺテルブルクの彼の住所宛てに手紙を送ってほしいとユリアのフォロワーたちにお願いしている。
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