休暇先でどんな写真を撮ればいいか分からないというあなた。ロシア・ビヨンドのインストラクションに従って、ロシア人のように写真を撮ってみては?
海に行ったのに太陽が映った写真がない?こんな写真がなければ、休暇とは言えない。このような写真は、夕暮れどき、太陽が地平線に沈んでいくときに一番うまく撮ることができる。
ちなみに他のものでも同じような写真を撮ることができる。大事なのは手の平に収まるように撮ることだ。人でも猫でもレーニン像でもかまわない。
絨毯は何より美しい。そして暖かい。美しくて暖かみのある写真を撮るなら、どこかに絨毯を映しこむこと。どこでもかまわない。床でもソファでも壁でもいい。絨毯はどこにでも、どんなシチュエーションにもフィットする。大事なのはとにかく少しでも多く絨毯を使うこと。
写真を見て、そこには真面目な人々が映っているということがはっきり感じられなければならない。ロシアではしゃがむのは田舎の不良だけで、これは獄中の文化に端を発していると言われるが(監房には座るところがなかったため)、笑いを取るために多くの人がしゃがんで写真を撮る。
有名なピサの斜塔は、塔をバックに写真を撮る数百万もの観光客が支えなければ、とうの昔に倒れてしまっていただろう。ロシア人はこうした面白おかしい写真を撮るのが大好きで、あらゆる建物を使って同じような写真を撮っている。
ダーチャは変わりゆく世界の中で、不変の場所である。いかなる大変革も夢の種を蒔きにいくロシア人を止めることはできない。あなたのダーチャの温室にはもっとも美しい緑のキュウリがあり、こんなにすごい量のリンゴが実ったことを皆に知らせよう。もちろんシャシリクの写真も忘れずに。
かっこいいクルマが停まっているのを見かけたら、持ち主が帰ってこないうちに写真を撮ろう!クルマのそばで撮る典型的な写真は、もちろんしゃがんで。もちろんもっとファンタジーを働かせても差し支えない。
エジプトのピラミッドの前で写真を撮ってみたいが、あなたはピラミッドから数千キロ離れたところにいるというとき、どうすればよいか。すべては簡単。インターネットで晒しても恥ずかしくないような自分の写真の背景をちょっと変えれば良いのである。写真の編集技能が足りなければ、ソーシャルネットワークの中には手助けしてくれるグループが掃いて捨てるほどある。
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