1.ユキヒョウ
地元ではイルビスあるいはバルスと呼ばれるこの野生のネコは、実際、非常に珍しい動物である。世界でも数千頭しか残っていないとされているが、その個体数を数えるのは非常に難しい。ユキヒョウは山の中の遠い場所を好み、ひっそり生息している。ロシアではシベリアに見られるが、とりわけアルタイ山脈やサヤン山脈に住んでいる。長くてふわふわした尾と、シベリアの酷寒から身を守る斑紋のついた密集した毛皮を持つ。ユキヒョウは肉とハーブを一緒に食べるのを好むことから、学者の中には、このユキヒョウをグルメネコと呼ぶ者がいる。
2.オルロフ・トロッター
もっとも有名でもっとも古いロシアの馬の品種である。オルロフ・トロッターはグレーの斑紋のある毛をしているため簡単に判別できるが、ライトグレーからダークブラウンまで毛色はさまざまである。トロッターは1770年代にロシアのアレクセイ・オルロフ伯爵がモスクワ近くの屋敷で作り出したもので、オルロフ・トロッターは背が高く、毛色が明るく、豊かなたてがみの優美な馬で、気品ある立ち姿については言うまでもない。人懐こく、エネルギッシュな馬である。また速歩馬である。
3.番犬サモエド
サモエド・ライカ犬は非常に美しい犬で、彼らもそれを自覚している。サモエドは微笑みを絶やさない犬である。数千年にわたって北方に住むサモエド族と共生してきたことで知られる。先住民たちはこのサモエド犬に子どもの守りをさせ、子どもたちはそのふわふわな毛の犬と喜んで一緒に寝た。サモエドをアパートに閉じ込めておくというのは良い考えではない。彼らは非常にアクティヴで広いスペースが必要である。しかしもしサモエドの飼い主になるという幸運に恵まれ、心を込めて世話をすれば、彼らはあなたのベストフレンドになってくれるだろう。
4.ホッキョクギツネ
白い綿毛状のキュートなキツネはツンドラに生息していて、白い毛は雪の中で保護色になる。ホッキョクギツネは動画を見れば分かる通りとても人懐っこい。
ホッキョクギツネの生きている環境はとても厳しく、長く続く冬に耐え、食料に乏しく、腹をすかした危険な獣である。しかし実は毛皮が目的の人間が最大の天敵である。夏になると、毛は白から「汚い」茶色に生え変わり、冬毛に比べるとエレガントさは落ちる。
5.アムールヤマネコ
可愛くて、人懐っこく見えるが、このネコは恐ろしい肉食動物である。ヤマネコは天気が悪いのを嫌い、雪でも降っていると何日間も巣の中にこもる。濃い毛の下には何層もの脂肪層があり、寒い時期でも体を温かく保てるようになっている。
6.アカシカ
アカシカ、またはマラルはシベリアに生息している。この高貴な動物は、1メートル以上もある枝分かれした角で有名である。しかし、若いビロードのような角は医学的効用があると信じられており、農園で家畜として飼われてもいる。
7.アムールトラ
アムールトラ、またはシベリアトラは、世界でも最大かつ希少な動物の一つである。このトラが多く住むロシアのシベリア極東には500頭しか残されていない。このトラの毛皮は独特で、指紋とように、同じ柄の毛皮は2つとないのだそうだ。