女子フィギュアのメドベージェワがトゥトベリゼとの師弟関係解消:オーサーに師事

Kenjiro Matsuo/Global Look Press
 平昌冬季五輪フィギュアスケート女子で銀メダルを獲得したエフゲニア・メドベージェワが、エテリ・トゥトベリゼ・コーチとの師弟関係を解消し、カナダのブライアン・オーサー・コーチに師事する。メドベージェワ本人がこれを明らかにし、ロシア・フィギュアスケート連盟の広報部が伝えた。

「新たな可能性を試すため」

 「スポーツクラブ『サンボ70』には残り、ロシア選手としてスポーツ活動を続ける。ただしトレーニングは、カナダのブライアン・オーサー・コーチのもとで行う。私がこのように決めたのは、トレーニングの過程で新たな可能性と他のメソッドを利用し、最高のレベルでロシア代表であり続けるため」。ロシア・フィギュアスケート連盟の広報部は、18歳のメドベージェワの言葉を伝えている。

 メドベージェワは、トゥトベリゼ・コーチにこれまでの師弟関係に対し感謝の意を表すとともに、さらなる成功を祈った。

 「私がまだ幼い頃に彼女の門をくぐったときのことを覚えている。時には辛いこともあったけれど、私をトレーニングし、教育し、支えてくれた。必要とあらば、はっぱもかけられた。私は、トゥトベリゼ・コーチの目の前で成長してきた。私がスポーツ選手としてだけでなく人間として成長するうえでコーチが私にしてくれたことは計り知れない。コーチから多くの人生の教訓も得た。一生そのことは忘れないだろう」。メドベージェワはこう述べている。

 「時が経てば、これが私たち二人にとって、誠実に活動を続けていくために、唯一可能な選択だったということが、皆に分かってもらえるだろう」。メドベージェワはこう付け加えた。

 

国籍変更の噂を否定

 また彼女は、カナダに移住しそこでトレーニングすると記者団に語ったが、国籍を変えるという噂は否定した。

 「私はカナダに移住し、そこでトレーニングする。私が国籍を変えるという噂はまったく事実無根。それは私のことではない。私は長くキャリアを続けるつもりだから、こうした変化が必要になった」。タス通信はメドベージェワの言葉を伝えている。

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