この1ヶ月に食べたものはオートミールとそばの実、マメ1キロ、卵150個、キャベツ5個、板チョコ5枚、バナナ10本、ピーナツ入りのキャラメルとニンジンを少しです。
石鹸、トイレットペーパー、歯磨き粉、洗濯用洗剤などの消耗品に1.75ドル(およそ184円)使いました。
わたしは食事のメニューから高価な食品を省いただけで、それ以外は何も変えていません。
この間、食べたくて仕方ないという食品は何もありませんでした。当然、以前はもっとタンパク質を摂取していました。鶏肉とプロテインシェイクですが、でもそれだけです。
1ヶ月30ドルで生活した方がいいと人に勧める気はありません。ただわたしがやった例を示し、これが他の健康食品を加えて維持できる健康的な食品の最低限の基本セットであると伝えたかったのです。
低収入の家庭に生まれた才能と教育のある学生が、お金がないという理由によって、モスクワやサンクトペテルブルクの優秀な大学には入れないなどということがあってはなりません。それは正しいことではありません。
経済状況がどうあれ、誰もが大学に入学でき、ある限られた期間は少ない生活費でもなんとか生きられる。それも1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月のことで、わたしは人々に、学生時代の4年間ずっとこうして生活しろと言っているのではありません。
人間は1ヶ月に28ドルしか使わなくても、成長し、自分を高めることができます。数ヶ月間の厳しいダイエットを恐れて自分の夢を諦めて欲しくはないのです。
質の高い娯楽はたいていは無料です。読書、映画、友人や家族との交流などがそうです。
わたしはサンクトペテルブルクという非常に美しい街に住んでいます。単に街を散策するだけでも、大きな喜びを得ることができます。
Spbnomoneyといったインスタグラムのグループは実に多様なマスタークラスやコンサートを提供してくれます。
あなたが賢い人で、本を読むのが好きなら、生活するのになんの問題もありません。
この実験をやってみて、たった一人でも朝食にオートミールを食べて一日をスタートさせる人がいたなら、自分のやっていることすべてに意味があるのだと感じています。
わたしのもとには、さまざまな支援者から、アドバイスや応援のメッセージがたくさん届きます。
たくさんの人がインスパイアされたということを知り、別のプロジェクトにも挑戦してみたいと思っています。人を助けるというのは、人間が人生でできる最良のことだからです。
*アレクセイ・ズィリャノフさんはサンクトペテルブルク大学の2年生。インスタグラムで彼のその他のチャレンジをごらんください。