モスクワ市役所によると、2021年春に、「世界で初めて」顔認証による乗車システムを導入することになると発表した。
モスクワのマクシム・リクストフ副市長は、「地下鉄は顔認証乗車という新しいステージに移行する」と発表した。「改札口で目の前のドアが開くのを想像してほしい。夢のような話だが、これがまもなく現実になる未来なのである」。市責任者もこう語ったが、詳細には触れなかった。
モスクワ市によれば、来年の春にはすべての地下鉄の駅で、少なくともひとつの改札口に非接触型顔認証システムが導入されることになるという。このシステムは現在、初期検証段階で、これは2020年10月1日までには完了する見込みだ。
モスクワの地下鉄は平日一日平均900万人も市民が利用することから、顔認証支払いシステムは利用客にとても喜ばれるだろう。副市長は、「誰もがカードやスマホで支払うことに慣れていることから、この新しいシステムに驚く者などいないだろう」と述べている。