ロシアの歌:アーラ・プガチョワの「この世界」を訳してみた(いっしょに歌ってみよう!)

Alexander Orlov/Mosfilm, 1978
この曲は、ソビエト音楽界の「プリマドンナ」、アーラ・プガチョワの人気曲で、ソ連時代から今日にいたるメガヒットの1つだ。

 この歌が初めて人気を得たのは、1978年に映画『歌う女』がソ連全土の映画館で公開されたときだ。これはソ連の歌手アーラ・プガチョワの半伝記映画で、「この世界」は挿入歌。作曲はアレクサンドル・ザツェピン、作詞はレオニード・デルベニョフだ。

「この世界」(Этот мир

5月は1年に一度しか来ない、

陰気な日、色あせた夜明け、

そのために誰を責めてもいいけれど

でも私はだめ、お願い、私はだめよ。

За то, что только раз в году бывает май,
За блеклую зарю ненастного дня
Кого угодно ты на свете обвиняй,
Но только не меня, прошу, не меня.

コーラス:

この世界を考えついたのは私たちじゃない、

この世界を考えついたのは私じゃない、

この世界を考えついたのは私たちじゃない、

この世界を考えついたのは私じゃない。

Этот мир придуман не нами,
Этот мир придуман не мной.
Этот мир придуман не нами,
Этот мир придуман не мной.

私が考えついたものじゃない――日々が足早に過ぎつつ、

誰かに喜びや悲しみをもたらすことは。

世界はそうつくられている――どんなことでも起きるように、

でも、後から修正することはできない。

Придумано не мной, что мчится день за днем,
То радость, то печаль кому-то неся.
А мир устроен так, что все возможно в нем,
Но после ничего исправить нельзя.

コーラス:

この世界を考えついたのは私たちじゃない、

この世界を考えついたのは私じゃない、

この世界を考えついたのは私たちじゃない、

この世界を考えついたのは私じゃない。

Этот мир придуман не нами,
Этот мир придуман не мной.
Этот мир придуман не нами,
Этот мир придуман не мной.

私たちが運命を切り抜ける方法はただ一つ、

疾走する日々に道は一つしかない。

地上の雲を吹き払うのは難しいけど、

でも、私たちはもっと強く愛し合うことができる。

Один лишь способ есть нам справиться с судьбой,
Один есть только путь в мелькании дней.
Пусть тучи разогнать нам трудно над землей,
Но можем мы любить друг друга сильней.

コーラス:

この世界を考えついたのは私たちじゃない、

この世界を考えついたのは私じゃない、

この世界を考えついたのは私たちじゃない、

この世界を考えついたのは私じゃない。

Этот мир придуман не нами,
Этот мир придуман не мной.
Этот мир придуман не нами,
Этот мир придуман не мной.

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