全ロシア音楽コンクール優勝者、日本で5月にガラコンサート

2013年5月、東京・日経ホールと神奈川・東大和市民会館で「全ロシア音楽コンクール優勝者ガラコンサート」が開かれる。

ナタリヤ・ドミトリエフスカヤ(ソプラノ) 「全ロシア音楽コンクール」とは、ロシアの才能ある若い音楽家たちを発掘・支援することを目的として、2010年からロシア連邦政府文化省によって行われている新しいコンクール。主なクラシック楽器と民族楽器の部門で争われる。4年で主なクラシックと民族音楽を一巡する大会で、今年は、民族楽器のコンクール年に当たる。2012年は吹奏楽、パーカッション、ハープ、オルガンで開催され、2011年は交響楽および合唱の指揮、室内楽。2010年はピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽分野で行われた。

 優勝者ガラコンサートが海外で行われるのは、日本が初めて。曲目は、エレーナ・ローシ(ピアノ)がスクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番作品53。ドミトリー・スミルノフ(ヴァイオリン)がチャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ作品34。アレクサンドル・ラム(チェロ)がガスパール・カサド:無伴奏チェロのための組曲。ナタリヤ・ドミトリエフスカ(ソプラノ)がヴェルディ:オペラ「椿姫」より第一幕ヴィオレッタのアリア「ああ、そはかの人か」などを演奏する。伸び盛りで未知数の力を秘めた若者。その力強い演奏が日本で聞けるのは、大変楽しみである。ここから未来のスターが誕生する事が期待される。

【出演】
エレーナ・ローシ(ピアノ)、ドミトリー・スミルノフ(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・ラム(チェロ)、ナタリア・ドミトリエフスカヤ(声楽)

エレーナ・ローシ《ピアノ》
  スクリャービン ピアノ・ソナタ第後5番 作品53
  ラフマニノフ 楽興の時 第1番 変ロ短調「アンダンティーノ」
  ラフマニノフ エチュード 作品39 第1番
ドミトリー・スミルノフ《ヴァイオリン》
  アルヴォ・ペルト ヴァイオリンとピアノのためのフラトレス
  チャイコフスキー「ワルツ・スケルツォ」「瞑想曲(Meditation)]
アレクサンドル・ラム《チェロ》
  ガスパール・カサド 無伴奏チェロのための組曲
  ラフマニノフ チェロとピアノのためのソナタより「アンダンテ」
  ロストロポーヴィチ ユモレスク
ナタリヤ・ドミトリエフスカヤ(ソプラノ)《声楽》
  ヴェルディ オペラ「椿姫」より ああ そはかの人か 花から花へ(E strano)
  ベッリーニ オペラ「夢遊病の女」より ああ 信じられないわ(Ah,non credia)
  プッチーニ オペラ「つばめ」より ドレッタの美しい夢(Chi il bel sogno)


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