トルストイの妻の料理本からのレシピ5選

Leo Tolstoy State Museum
 ソフィア・アンドレエヴナは伯爵の妻だったが、彼女は自分で家計を切り盛りしており、彼女の料理本『レフのための昼食』には160以上のレシピが掲載されている。彼女は自分でそのレシピで料理をしていた。

 『レフのための昼食』は非常に短く明確なレシピで構成されている。(むろん、手順ごとの説明や写真はない)また、ソフィア・アンドレエヴナは、さまざまな料理をまとめて「酔わない程度に飲み、満腹にならない程度に食べること」と適切なアドバイスを与えている。

 トルストイの妻の本から、今日から簡単に作れるレシピをいくつか選んだ。

 注: 1ポンドは約400グラムに相当。

1. 「アンケ・パイ」

 小麦粉1ポンド、バター1/2ポンド、砂糖1/4ポンド、卵黄3個、水グラス1杯(0.123リットル)。バターは地下貯蔵庫から取り出したばかりの冷たいもの。 【タルト2つ分】

 中身: バター 1/4 ポンドをすりつぶし、卵2個をバターと一緒にすり込む。砂糖1/2ポンド、レモン2個分の皮をすりおろし、レモン3個の果汁を加える。蜂蜜のようにとろみがつくまで煮る。

2. りんごのピロシキ (ベルスのピロシキ)

 小麦粉1ポンド、バター1/2ポンド、砂糖1/4ポンド、これらすべてを手で板の上でこすり合わせる。卵1個と生クリーム1/2カップを混ぜ、生地に注ぐ。すべてを混ぜ合わせて丸める。リンゴは皮をむき、芯を取り、半分に切る。砂糖をまぶしたリンゴを生地の上に乗せてピロシキの形に包み、生地に刷毛で卵を塗り、オーブンで焼く。

3. ポテトスフレ

 ジャガイモ15個の皮をむき、茹でて裏ごしし、ボールに入れ、全乳を入れ、ゆるくもなく硬すぎることもない状態にする。溶かしバター大さじ2、卵黄5個を入れ、卵白を泡立て、一緒に混ぜる。型に入れてチーズをふりかけ、みんながテーブルに着いたタイミングでオーブンに入れる。

4. パスハ

 裏ごしした7ポンドのカッテージチーズに、卵8個、サワークリーム1/2ポンド、生クリーム瓶1本(0.6リットル)を入れる。これらすべてを混ぜた後、火にかけ、焦げないように混ぜる。ホエーができて一度沸騰したら火から下ろし、冷めた後、好みで干しぶどうを加えて、型に入れて一気にではなく、少しずつしっかりと押す。

5. グーリエフの粥

 全乳を沸騰させて泡を取り除き、この牛乳でセモリナ粥を作り、その中にスプーン一杯のバターを入れる。お粥を冷やし、上白糖、砕いたバニラ1個、卵黄5個、最後に泡立てた卵白を7個加える。これを全て型に入れ、オーブンで3/4時間加熱する。

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