魚の缶詰で作る郷愁を誘うソ連料理4選

ロシア料理
マリア・ブニナ
ソ連時代のレシピの多くは、主婦たちに、時間をかけずに多様な料理を作る機会を与えるものであった。一般的な魚の缶詰は前菜やサラダ、スープを作るのに、主な材料として使われた。これらのレシピは現代の人々にも活用されている。

1. カラフトマスのスープ 

 ロシアの伝統的な魚のスープといえばウハーであるが、ウハーに欠かせない質の良い新鮮な魚がいつも手に入るとは限らないし、ウハーを作るにはかなりの時間がかかる。時間をかけずにウハーの代わりに作れるもの、それがカラフトマスの缶詰のスープである。

作り方:

2. スプラットのトマトスープ 

 レシピはさまざまである。魚のブイヨンをベースにすることもあれば、チキンブイヨンを使うパターンもあれば、ブイヨンをまったく使わないレシピもある。また瓶詰め野菜を使う人もいれば、スープにジャガイモやお米、ヌードルを加える人もいる。ここでは3つの材料で作れるレシピをご紹介しよう。

作り方:

3. ヨーロピアンスプラットとナスのペーストのオープンサンド 

 ボロジンスキーの黒パンまたは白パンに、バルト海で採れたヨーロピアンスプラットとイノンドをのせたオープンサンドのレシピは、あらゆる人によって引き継がれてきたが、レストラン経営者のウラジーミル・ペレリマンはこれを完璧なものにした。レシピブック「わたしの魚」より、ペレリマンのレシピをご紹介しよう。

作り方:

時短バージョン:

黒パンを一片取り、ニンニクと香りづけのバターを塗ったら、ヨーロピアンスプラットをのせ、お好みでシュレッダーチーズをのせ、オーブンで数分焼く。

4. ミモザサラダ 

 このサラダは伝統的に新年または3月8日の国際婦人デーに食される。表面に卵の黄身を散らすことから、黄色いミモザの花を連想させる。基本の材料となるのは、カラフトマスの缶詰と、その上に多層状に重ねていくニンジン、ジャガイモ、ゆで卵、チーズ、そしてその間に挟むマヨネーズである。

レシピ

あわせて読みたい:本物のロシアのビネグレット・サラダの作り方(レシピ)