おそらく聞いたこともないであろう驚くべきロシアの地方料理10選

マクシム・ボゴドヴィド撮影/Sputnik
 ロシア料理といえば、シチーやカーシャしかないと思っている人も多いかもしれない。しかし、ロシアには、ときにロシア人をも驚かせる地方独特の料理というものがある。

1.アルタイ地方のトクチョク

 トクチョクというのはケシの実のデザートで、ケシの実をオート麦と一緒にすりこぎですり、ハチミツを加えて形を作ったものである。アルタイ地方では動物の形にすることが多く、力を象徴するクマや賢明さを擬したカメなどが人気である。

2.アディゲイのシュホムチハントフプス

 シュホムチハントフプスは栗と豆の入った具沢山のスープである。タマネギや赤ピーマンを炒めたもの、塩、ニンニクなどが加えられる。アディゲイのパンと一緒にいただく。

3.チェリャビンスク州のユルマ

 ユルマはコミ・ペルミャツ自治州で広く食されている魚とジビエのスープである。スズキやウスリーシロザケ、カワヒメマスなど白身と赤身の魚を1~2種類使って作る。魚とジビエ(現在は鶏肉を使うことが多い)は、別々の鍋でタマネギ、ローリエの葉、黒粒コショウと一緒に煮る。鶏肉は小さく切り、ネギと少量のセモリナ粉、溶き卵を加えて、丸い団子にしていく。魚のスープを鶏肉のスープに注ぎ入れ、そこに鶏肉の団子、ハーブ、サフランを入れ、煮る。

4.クバンのコフブィク 

 コフブィクは豚の胃袋に細かく刻んだ豚のホホ肉と豚タンとタマネギとスパイスを詰めたもの。スコットランド料理のハギスに似ているが、ハギスとは異なり、詰め物にはオート麦を加えない。

5.タタールスタンのズルベリシュ 

 ズルベリシュは8~10人くらいで食べることができる大きなピローグである。タタールの伝統料理で、ジャガイモ、肉、タマネギを主な材料としている。肉は羊肉か牛肉を使うことが多いが、もっともおいしいのはガチョウの肉とされており、生地にもガチョウの脂が練りこまれている。詰め物にはジューシーさを出すためブイヨンが注がれる。ピローグが出来上がったら、「フタ」にも似た上部を切り落とし、まずその部分を皆に取り分け、その後で中身を食べる。

6.ウドムルトのタバニ 

 タバニはイースト菌を使って焼くふわふわのパンケーキに似たパンで、中にさまざまな具を詰めたものである。詰め物はネギ、キノコ、キャベツなどである。鉄のフライパンで竃で焼くべきとされる。小麦粉と同量の牛乳、溶き卵を加えて塩を加えたものを煮て作るドロッとしたソースをかけるとさらにおいしい。

7.サハリンのゴボウの茎のサラダ

 水に浸けておいた若ゴボウを塩水で茹で、小さく切り、植物油に浸す。そこに醤油、ゴマ、ひまわりとカボチャの種、ニンニク、タマネギを加え、とろ火で蒸し煮して作る。

8.チェチェンのラムソンとイラクサのホルトマシュ 

 ラムソン、イラクサ、塩味の自家製カッテージチーズ、バターで出来た具が入ったトウモロコシ粉のおいしいピロシキ。ホルトマシュは塩水で茹で、溶かしたバターかサワークリームと一緒にいただく。

9.ダゲスタンのウルベチ 

 ウルベチは麻、ひまわり、カボチャの種やナッツ類、またはアンズの種をすりつぶして炒めたものから作られる。この炒めた種をハチミツと溶かしたバターに混ぜ込んだものがウルベチで、栄養満点のデザートである。

10.モルドヴィアのバランダ 

 バランダはヤマホウレンソウ、アザミ、ニンジン、セモリナ粉、タマネギで出来たミルクスープ。モルドヴィアでは温かいスープとしてはもちろん、刻んだゆで卵とパセリを加えて冷製スープとしても食される。

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