クランベリーの砂糖漬け:偉大な作家やソ連時代の子どもたちが好んだお菓子を好きなだけ作るには

Legion Media
 うっとりするくらいおいしくて、長い行列に並んで求めようとしても幸運な人しか手にすることができなかったクランベリーの砂糖漬け。実はこのお菓子、行列に並ばなくても、家庭で簡単に作ることができる。

 クランベリーはロシアでもっとも好まれているベリーのひとつで、人々は昔からさまざまなレシピでこのベリーを使ってきた。もっとも一般的なのはモルス。クランベリーの果汁を使った爽やかな飲み物である。またクランベリージャムの一種とも言えるヴァレーニエもある。もちろんクランベリーはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて非常にヘルシーな食べ物であり、ロシア人の多くは風邪の兆候を感じたときにまずするのが大きめのカップでクランベリーティーを飲むことである。

 クランベリーがそれほどヘルシーで体にいいのであれば、クランベリーを使ってお菓子を作らない手はない。クランベリーの砂糖漬けのレシピを最初に考え出したのが誰かは分からないが、その起源はソ連時代よりもっと前だのことだとされている。実際、このクランベリーの砂糖漬けはアレクサンドル・プーシキンのお気に入りのデザートだったと信じられている。

 わたしが子どもの頃からクランベリーの砂糖漬けは一番人気があって、体にもいいとされていた。そしてそれは今も変わらない。わたしも昔、ママと近くの食料品店に行って、買えるだけの箱入りのクランベリーの砂糖漬けを抱えて家に帰り、お茶を飲みながら、独特の甘酸っぱい味を楽しんだものだ。カリカリした甘い砂糖の表面と中の柔らかいクランベリーの実に部分も組み合わせが信じられないほどおいしかった。

 祖母によれば、ソ連時代は、北方地域で大量のクランベリーが採れたにもかかわらず、このお菓子はいつも品不足であった。彼女の記憶によると、このお菓子が出回るようになったのはそんな以前のことではなく、2000年代の初旬だという。わたしが分からないのは、クランベリーの砂糖漬け、実はとても簡単に作れるのに、なぜ誰も自分で作らないのかということだ。一度、自分で作ってみると、きっと大好きになることは間違いない。

 

材料:

  • クランベリー 1カップ
  • アイシングシュガー 100gほど
  • グラニュー糖 大さじ6
  • 水 大さじ3

 

作り方:

 クランベリーを水できれいに洗い、水気を切る。クランベリーは新鮮なものでも冷凍のものでも良いが、大事なのは皮がしっかりしていること。皮が柔らかいと調理の途中でふやけてしまう。

 シュガーシロップミックスを作る。ソースパンにグラニュー糖と水を入れ、中火にかける。かき混ぜないで、砂糖が完全に溶けてふつふつ煮立てばシロップの出来上がりだ。

 火から下ろして、1分ほど冷ます。シロップが熱いままだとベリーの皮が弾けてしまうことがあるので気をつけること。ちなみに市販のものの多くはシュガーシロップの代わりに卵白を使っている。この方法を試してみるのもいいだろう。クランベリーをひとつかみして、シロップに入れ、ムラなくコーティングする。

 ここからの作業は手早く行う。シロップに漬けたクランベリーを穴あきスプーンを使ってアイシングシュガーの入ったボウルに移す。クランベリー同士がくっつかないように注意しながらアイシングシュガーをクランベリーによくまぶす。この工程は少量ずつ行った方がやりやすい。アイシングシュガーをさらに付けて、数分置いてから、シュガーがまんべんなくコーティングされるよう転がす。

 砂糖のついたベリーをクッキングペーパーの上に広げ、1時間以上乾燥させる。これで完成。出来上がったクランベリーの砂糖漬けを紙の箱に入れて、ベーキングペーパーで包む。砂糖漬けクランベリーは冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できるが、きっとすぐに全部食べきってしまうに違いない。

プリヤートナヴァ・アペチータ!(どうぞ召し上がれ!)

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