モンスターシティ、モスクワ:大都市を1日支えるのに何がどのくらい必要か?

 モスクワっ子たちはたった1日でリンカーン記念堂にあるリフレクティング・プールに相当する水を飲み、天国の島が買えるほどのお金をガソリン代に使う。

1.モスクワには1,250万人が暮らしている。もしモスクワ市民全員が手をつなぎ、一列に並んだとしたら、その長さは21,800キロ(赤道の長さの半分以上!)となる。もしその先頭の人物がモスクワの中心部に立ったとしたら、最後尾の人はモスクワから11,000キロ離れたリオデジャネイロに立つことになる。

2.もしモスクワ市民全員を一人ずつ順に肩の上に立たせていったとしたら、モスクワっ子の平均身長が175センチとすると、高い柱の一番上に立つ人は高さ21,000キロに位置することになり、外気圏で飛行する宇宙船を観察することができる(もし宇宙服を事前に身につけていたとしたらの話だが)。

3.モスクワにはフィランド、ニュージーランド、カタール、モーリシャスの人口をすべて合わせた数の市民が住んでいる。

4.モスクワの面積は2,500㎢で、リュクセンブルグの面積とほぼ同じくらいである。これはちょうどヴァチカン市国の5,700倍にあたる。

5.これほど多くの人口のお腹を満たすには非常に多くの食物が必要である。たった1日でモスクワ市民全体には32,877トンの食糧が必要となる。これは体重140トンの巨大な青クジラ234頭分の重さに相当する。

6.夏、モスクワっ子たちは1日にアイスクリームだけで300トン食す。このアイスクリームの重さは大きなアフリカ象(1頭あたり6トン)50頭に相当する。

7.客観的現実に基づいて、一人の市民が1日2リットルの水を飲むとしたら、モスクワでは毎日2,500万リットルの淡水が必要となる。これはリンカーン記念堂のリフレクティング・プールの水量と同じである。たった1日でプール1個分である。

8.それから、シャワーも浴びなければならない。モスクワのすべてのお風呂に水を満たし、トイレを流し、設備室を整えておくためには1人あたりおよそ200リットルが必要となる。これはなんとリンカーン記念堂のリフレクティング・プール100個分である。1日にプール100個!

9.モスクワには信じられない数のマンションやアパートがある。ロシア人は部屋の大きさを平方メートルで測るが、連邦国家統計局の評価によれば、モスクワ市民の住宅の面積は2016年時点で2億3,700万平方メートルだった。これはリヒテンシュタインの国土面積(建物、森林、山、草原などすべてを含めた)の50%ほど大きい。

10.モスクワっ子たちは自動車が好きだ。首都モスクワ にはおよそ490万台の自動車が走っている。職場への行き帰りだけでも、自動車1台がおよそ3.6リットルのガソリンを使う。レギュラー1リットルが66セント(およそ70円)だとすると、モスクワ市民は1日にガソリン代に1,150万ドル(およそ12億6,500万円)を消費する。これはガソリンの種類やレベルによって多少変動するが、この金額はアメリカ上院の議員候補者の選挙運動 の額と同じである。またこのお金でお城 または暖かい海に囲まれた天国の島 が買える。

引用元:

CBS NewsOpenSecrets.org、Robert R. Soborne. WatercrunchThe StreetThe Village、Yandex研究Metro(新聞 「メトロ」)、地理に関する資料「国について」(モスクワ市商業・サービス局出版)、「コメルサント」、モスクワ市統計局、ロシア保健社会開発省、保健組織情報中央科学研究所

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