ロシアのミハイル・ガルージン駐日本大使はロシア通信社からのインタビューに答えた中で、ロシアはサハリンと北海道をつなぐ橋の建設プロジェクトが実現されるよう期待していると述べた。
2017年9月、ロシアのイーゴリ・シュワロフ第一副首相が、東方経済フォーラムの中で、ロシアは日本に対し、サハリン南部と北海道をつなぐ自動車及び鉄道橋(自動車兼用)の建設の可能性について検討するよう呼びかけていた。
ガルージン大使は「この画期的でユニークな露日間のプロジェクトが今後具体的な話し合いのテーマとなり、将来的にこれが実現されるよう期待している」と強調した。さらに大使はプロジェクトをめぐる話し合いは貿易経済問題に関する政府間委員会を通じて、またビジネス対話の中で常時行われていると指摘した。
またこのインタビューの中でガルージン大使は、日本との間でのビザの自由化についてもロシアは話し合いを行っていく姿勢であることを指摘し、「案はたくさんある。出国することが証明される有効な輸送機関に関する書類や切符を持っている場合は72時間以内であればビザなしで入国できるというものから、たとえば観光目的の入国であればかなり長期となる30日、60日の間、ビザなしで入国できるというものまで様々だ」と述べた。