日露対話:モスクワの日露フォーラムで可能性の窓が開く

ロシースカヤ・ガゼータ提供
 4月27日、2018-2019日露交流年の公式プログラムの枠組みで、モスクワのメトロポールホテル(ボリショイ劇場の向かい)において第4回日露フォーラム「接点」が開かれる。主催者は従来通りロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)社と毎日新聞社だ。

 日本の使節団を率いるのは自民党の二階俊博幹事長。彼に続いて日本の観光関連ビジネスの代表者ら200人余りがモスクワを訪れる。

 フォーラムのプログラムは、観光分野の可能性、極東やロシア諸地域における投資プロジェクト、インフラ、都市環境、新テクノロジー、エネルギーなど、両国の相互的な影響が見込まれる幅広い分野を扱っている。

 フォーラムには経団連日本ロシア経済員会の朝田照男委員長、サハリン州のオレグ・コジェミャコ知事、山形県の吉村美栄子知事、ウリヤノフスク州のセルゲイ・モロゾフ知事、広島県の湯崎英彦知事、国土交通省の秋元司副大臣などが参加する。

 ロシア国際問題評議会の協力で、フォーラムでは日本の経済界の代表らとロシアの諸大学との間で若手経営者育成問題に関して討論が行われる予定だ。

 さらに一日間、日露両国のトップクラスの高等教育機関の学生らが参加するケース・チャンピオンシップが開催される。学生たちは陣営に分かれ、ロシア極東の発展に関する現実的な課題のユニークな解決法を陪審団に示す。

 最初の日露フォーラム「接点」は2013年に東京で行われた。フォーラムの発起人の一人は森喜朗元首相、2020年東京オリンピックの実行委員長だ。それ以来、日露両国はフォーラム主催のバトンをつないでいる。

 以前フォーラムに参加したハバロフスク地方のヴャチェスラフ・シュポルト知事によると、「このような場は効果的にちがいない。おかげで両国の経済界や国民の距離は縮まっている。ハバロフスク地方のプロジェクトの一つが実現したのは、2年前の同フォーラムでの協議の成果だ。」

 第4回日露フォーラムは4月27日にモスクワのメトロポール・ホテルで行われる。イベントへの参加登録はこちら

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