Pharm factory
Vladimir Astapkovich/RIA Novosti三井物産は、Rファームの株式の10%を取得する。取得金額は2億ドル(約222億円)。タス通信がこれを伝えている。
取り引きが成立するのは今年9月の予定だが、契約はすでに結ばれているため、事実としてこの件に言明することができると、Rファームのアレクセイ・レピク会長はロシアNOWの取材に対して話した。
レピク会長によれば、Rファームは革新的な方向性の開発、特に日本側と人の寿命を延ばす研究を進めようとしている。「日本のパートナーと協力しながら、少なくともロシア連邦保健省が発表している76歳まで、ひいてはそれ以上に寿命を延ばせればと期待している」とレピク会長。
これ以外にも、Rファームは、三井物産との取り引きを、日本市場への参入を含む、輸出拡大につなげたいと考えている。「三井物産との協力から、順調かつ効果的にロシア国外の市場に進出できればと期待している。日本の国内市場にも強い関心を持っている」とレピク会長。
現在、三井物産の出資比率を、公的金融・産業投資家を呼び込みながら、高める可能性について、話し合いが行われているという。この取り引きの一環として、今年7月末までに、10%の株式と同じ条件で20%まで拡大するオプションが三井物産のために用意される。日本との取り引きが成立した後の3~5年間は、株式の売却を予定していない。Rファームのトルコ、アメリカ、アラブ首長国連邦(UAE)、インド、ドイツの国際資産は取り引き対象外。「当社のポートフォリオにはロシア資産、国際資産の両方があり、9月までに分割する予定。三井物産がロシア事業およびCIS諸国事業に焦点を置いているため」とレピク会長。
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