JBICが円建て融資を検討

 「日本国際協力銀行(JBIC)」は、ロシアのプロジェクトへの融資について、為替リスクを最小限に抑える目的で、円建てで行うことも視野に入れている。JBIC資源ファイナンス部門石油・天然ガス部長である谷本正行氏が、経済ミッション「日露貿易・産業対話」でこれを明らかにした。

 「JBICはロシアで日本の事業を支援したい。この分野でさまざまな活動を行っている」と谷本部長。ロシアへの投資には、経済制裁などに関連する一定のリスクがあるという。

 「為替リスクを抑えられる円建ての契約も可能だと考えている。例えば、エネルギー分野の取引の特殊性とは、ドル建てが一般的なことであるが、これを円建てにすることができれば、融資が容易になる。円建てで日本の消費者のリスクが軽減されるし、日本とロシアの双方が優位性を得ることになる」と谷本部長。また、原油安の中、「貿易収支の急激な悪化が見られる」他の産油国と、ロシアの状況は異なるという。

 「日露貿易・産業対話」は経済および産業のさまざまな部門における両国の協力をテーマとしている。ロシア代表団の団長を務めているのは、デニス・マントゥロフ産業貿易相。日本側の出席者は林幹雄経済産業相。

 

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