「制裁は日露協力にほぼ影響しておらず」

 ロシアのアルカジー・ドヴォルコヴィチ副首相は東京で5日、「ロシア経済近代化に関する日露経済諮問会議第5回会合」に出席した後、日本を含む諸外国が発動した対ロシア経済制裁について、日本とロシアの協力関係にほとんど影響を与えていない、と話した。ただ、制裁によって日本のどの銀行もロシアのプロジェクトに参加できるわけではなくなったため、プロジェクトの資金調達の面で時々困難が生じる事実は認めた。

 「制裁ゆえに日本のすべての銀行がロシアのプロジェクトに参加できるわけではないため、プロジェクトの資金調達の面で時々困難がある。だが代わりの資金調達の手段があり、それについては誰もが知っている。(制裁がおよぼす日本との協力への)直接的な影響は見られない」とドヴォルコヴィチ副首相。

 2010年から5度目を数える日露経済諮問会議では、エネルギー効率、省エネ、医療、農業、ナノテクノロジー、都市環境、インフラの分野のプロジェクトについて話し合いが行われた。

 プロジェクトは主にロシアでの実現を目指したものであるが、ロシア製品を日本に輸入するようなプロジェクトもある。「具体的には農業製品、医療製品、木材」とドヴォルコヴィチ副首相。

 「今日は従来とは少し異なる分野に重きが置かれた。これらのプロジェクトは現在、エネルギー、また燃料・エネルギー複合体よりも優先的でさえある。具体的には医療機器の生産」とドヴォルコヴィチ副首相。

 タタールスタン共和国には日本市場に参入した企業もあるという。「『スコルコボ』(革新的技術特区)に国際医療センターを創設するプロジェクトがある」とドヴォルコヴィチ副首相。

 モスクワ市長が近く、廃棄物処理を含めたプロジェクトを進めるため、東京を訪問する予定だという。

 「ロシアで肉・乳製品の増産計画がある。そこにはアジア太平洋諸国への輸出も含まれる」とドヴォルコヴィチ副首相。

 

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