ロイター通信
「ユニクロ」を運営する「ファーストリテイリング」は、ロシアの地方でもユニクロブランドの衣料品店をオープンさせたいと考えている。同社の小山紀昭グループ上席執行役員が、第19回「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」の一環として行われた円卓会議「ロシア・日本:経済協力の展望」で、これを明らかにした。
ユニクロは現在、モスクワのみで展開されていると、小山氏は改めて説明。「現在、モスクワでは『ユニクロ』ブランド7店舗が営業しており、ロシアの他の都市でも店をオープンさせる計画を立てている」。同社は事業を発展させることを目的として、経営分野を含むロシアの人材に重きを置き、ロシアで新たな雇用の場を創設しようとしているという。同時に、ロシアは国内の事業環境を改善するために、通関手続きを簡素化し、物流ネットワークを改善する必要があるとの見解を小山氏は示した。「当社はこれからも、ロシアで積極的に活動していく」
ファーストリテイリングは1984年に広島でユニクロの1号店を開業し、2010年にモスクワのショッピングモール「アトリウム」にロシア1号店を開業したと、小山氏は話した。
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