東京で第3回日露フォーラム開催

総会・メインフォーラムでは、セルゲイ・ナルイシキン・ロシア連邦下院(国家会議)議長が講演を行った。=コンスタンチン・ザヴラージン撮影/ロシア新聞

総会・メインフォーラムでは、セルゲイ・ナルイシキン・ロシア連邦下院(国家会議)議長が講演を行った。=コンスタンチン・ザヴラージン撮影/ロシア新聞

第3回日本・ロシアフォーラム「ビジネス、投資、スポーツの接点」が21日、東京の「六本木ヒルズ森タワー」で開催された。日本とロシアの経済界がこのフォーラムを注視した。

 開会式で出席者にあいさつを行ったのは、「毎日新聞」の朝比奈豊社長と「ロシスカヤ・ガゼタ(ロシア新聞)」のパーベル・ネゴイツァ社長。

 「ロシアと日本の相互理解が深まるように、我々はメディアの立場から、意見交換を行う必要がある。この問題について、ロシアと日本の新聞社2社が、幾度も意見を交換した。この話し合いの結果、フォーラムのアイデアが生まれた」と朝比奈社長。

 この形式の最初の話し合いが、安倍晋三首相のロシア訪問の直前である2013年2月に東京で開催されたことを、朝比奈社長は改めて説明。2回目は、ウクライナ情勢が緊迫していた2014年10月に、モスクワで開催された。

 「国際レベルにおいても、二国間関係においても、一連の問題は存在するが、対話を通じて、両国は危機から抜け出す道を見つけなければならない」と朝比奈社長。2回目を開催する前、このような形式の会議は延期すべきだと、何度も言われていたという。だが決定は揺るがなかった。「政府がなかなか協議を実施できない時、民間レベルの対話の実施が重要となってくる。ロシアと日本の相互関係は大きな可能性に満ちており、互いに補完しあうことができる」。

 ネゴイツァ社長は、日本とロシアの対話に関心を持ち続ける出席者に、感謝の言葉を述べた。「朝比奈社長も述べたさまざまな困難にもかかわらず、日本とロシアの対話への関心を失わなかったすべての人に、心から感謝を申し上げる。このフォーラムは、『ロシア、日本、接点』と呼ばれている。だがこの名称はあまり正しくないように思える。ロシアと日本の接触は点ではなく、経済、スポーツ、文化、その他の分野における利益の密な絡み合いにあるため」とネゴイツァ社長。

 総会・メインフォーラムでは、セルゲイ・ナルイシキン・ロシア連邦下院(国家会議)議長が講演を行った。また安倍首相および岸田文雄外相のメッセージが読み上げられた。エヴゲニー・アファナシエフ駐日ロシア連邦特命全権大使は、出席者にあいさつを行った。

 総会・メインフォーラムは、ミハイル・シュビトコイ大統領文化特別代理の公演で終わり、ここにロシアでも有名な女優の栗原小巻氏が加わった。

 フォーラムではエネルギー、投資、地方インフラ、スポーツの4つのテーマの分科会が行われ、両国の一流専門家が参加した。

 フォーラムの主な任務は、両国の政府、経済界、市民社会の直接対話の強化に協力し、経済提携、知識と経験の交換を活発にすること。