スヴェルドロフスク州知事にインタビュー

スヴェルドロフスク州知事エヴゲニー・クイヴァシェフ氏=ロシアNOW撮影

スヴェルドロフスク州知事エヴゲニー・クイヴァシェフ氏=ロシアNOW撮影

米国とドイツの大企業は、制裁にもかかわらず、スヴェルドロフスク州との協力を続けている。同州のエヴゲニー・クイヴァシェフ知事は、ソチでの投資フォーラムの際、同州がさらにどのような外国の投資家とどのような分野で活動しているかを語った。

 今日、外国企業との合弁企業は、一社も活動を停止しておらず、しかも、プロジェクトの外国人参加者は、一人も活動の停止を表明していません。7月のエカテリンブルグ国際工業博覧会「インノプロム」の際には、多くのパートナーが、今後も活動する用意を確認しました。たとえば、ロシアにおけるシーメンス社の責任者ディートリッヒ・ミョーラー氏は、域内における機械製作やエネルギーや医療といった分野の新たな投資プロジェクトを実現する同社の意向を表明し、ロシアにおけるアメリカ商工会議所の責任者アレクス・ロジャンコ氏も、その際、同州におけるプロジェクトに対するアメリカ企業の関心を確認しました。

インフォグラフィック提供:ナタリア・ミハイレンコ

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 相互貿易の結果も、注目に値します。たとえば、スヴェルドロフスク州と米国の貿易高は、2014年上半期、昨年同時期の二倍にあたる18億ドルでしたが、私たちがそうした数字に達するのは、ふつうは年末ごろです。EU諸国との貿易総額も、25%増加し、25億ドルでした。また、私たちは、中国、トルコ、韓国、アルジェリアとさかんに貿易をしており、これらの国は、私たちの貿易パートナーのトップ10に入っています。

 

同州が協力を拡大する分野 

 スヴェルドロフスク州は、外国のパートナーとの協力を今後も拡大するつもりです。もちろん、私たちは、地元における生産の組織、生産過程への新技術の導入、生産性の向上に、とくに力を入れています。

 アフリカ、ラテンアメリカ、中央アジアの国々も、私たちにとって魅力的で、これらの方面では、工業インフラの利用、企業の現代化への参加、産地の開発、エネルギー資源や有用鉱物の採取のための設備の供給などが考えられます。

 

アジア方面 

 もちろん、同地域の対外経済活動において、中国や韓国や日本といったアジアの国々は、戦略的な方面であり、2013年には、ロシア国内にあるルノーと日産の自動車組立工場のための自動車用ワイヤーハーネスを生産する露日合弁企業「ウラル・ワイヤリング・システムズ」の設立に関する協定が調印され、現在、製品がすでに出荷されています。

 来年、スヴェルドロフスク州は、韓国でもっともハイテクな地域の一つである京畿道との協力に関する協定に調印する予定で、二年前、私たちは、趣意書に調印しています。

 もちろん、急速な発展を遂げているインドやブラジルといった世界の他の地域の経済との交流も、たいへん興味深く、これは、まず第一に、スヴェルドロフスク州における有望なインフラおよびエネルギー分野のプロジェクトへの外国人投資家の誘致という観点から重要です。ヴェトナムもひじょうに魅力的で、この国とはすでにすばらしいコンタクトがあります。(談)

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