「アエロフロート」系LCCは”硬い”

新しいLCCの飛行条件は”硬くなる”が、料金は今より著しく安くなる=写真提供:Soon / flickr.com

新しいLCCの飛行条件は”硬くなる”が、料金は今より著しく安くなる=写真提供:Soon / flickr.com

ロシアの航空大手「アエロフロート」は、傘下に格安航空会社(LCC)を設立する。快適性にかかる費用を節約して、航空券の料金をセーブ。アエロフロー トの幹部は”硬い商品”になると話している。最低限のサービスしか期待できなくとも、ロシアでは需要が高まると、専門家は考える。

 新しいLCCの飛行条件は”硬くなる”が、料金は今より著しく安くなる。アエロフロートのヴィタリー・サヴェリエフ社長は、ドミトリー・メドベージェ フ首相と会談し、これを伝えた。新社設立のために現在、アエロフロートは活発に活動中だという。乗客に快適さの部分を少しがまんしてもらうことで、航空券 の料金を半分に抑えることができると、サヴェリエフ社長は説明する。

 

空飛ぶ電車 

 「ロシアの中央連邦管区で広く運用される。最初の年に少なくとも8機の飛行機が必要。これは”硬い商品”になる。つまり座席が非リクライニング式で電車のように硬く、スペースも狭い。手荷物についての規定も“硬く”、航空券予約はインターネットのみ。これによってすべてのコストを抑えることができる。 少なくとも現在の価格より20~40%割安にする。これは簡単なことだ」。

 ファースト・クラス、ビジネス・クラスがなく、飲食物に追加料金がかかり、インターネットを通じてしか航空券を予約できないというシステムは、世界のLCCでは一般的であると、投資会社「フィナム・マネジメント」の上級専門家であるドミトリー・バラノフ氏は話す。同氏によると、このようなスパルタ的な条件に、ロシアの乗客は不満を示さないという。

 

「問題はいかに効率的に飛ばすか」 

 一方、「航空機評論」誌のアレクセイ・シニツキー編集長はこう話す。「サービスと快適性 の節約は、LCCの航空券値下げの主な要因とはならない。このような格安輸送は何よりも、飛行機の集約と利用にかかっている。飛行機を通常よりもひんぱん に飛行させることで利益を出すという、過酷な方法。したがってあまり長い路線は選ばれない。つまり多くが技術的な工夫であって、これによって価格を大きく下げられる。サービスを節約するよりも効果的」。

 メドベージェフ首相はこれより以前、サヴェリエフ氏をアエロフロートの次期社長の候補にあげた。首相報道官のナタリヤ・ティマコワ氏がこれを伝えた。サヴェリエフ氏の現行の契約の期限は来年4月だ。

 

記事全文(露語)