最も混雑した駅という不名誉が与えられるのは、タガーンスコ=クラスノプレースネンスカヤ線の終点となるヴィヒノ駅 写真提供:wikipedia.org / Kalan
公開入札の落札者は、技術発注者の機能を果たす。設計・調査作業を実施し、設計書類および作業書類を作成し、建設・組立作業を実施し、設備を設置する。
モスクワ市役所の関係者はこう話す。
「これは相互連係型プロジェクト。一社に全体的な活動を調整してほしい。期日、価格、技術、標準化、包括ソリューションなど、すべてが互いにつながっている」。入札には大手企業が参加すると考えている。
2020年末までに158.4kmの路線と79駅を建設
モスクワ政府は2020年末までに、158.4キロメートルの路線、79駅、9ヶ所の車庫を建設する予定で、1兆770億ルーブル(約3兆2310億 円)を投じなければならない。「モスメトロストロイ」、「インゲオコム」、「トランスインジュストロイ」、「バムトンネリストロイ」(「モスト」社を含 む)、「カズメトロストロイ」、「ストロイガスコンサルティング」など、国内の大手地下鉄建設会社すべてが、すでに建設工事に参加することが明らかになっ ている。これらの企業が建設する地下鉄は54.4キロメートル。
1kmあたり約200億円と試算
ロシアの調査会社「インフラニュース」のアレクセイ・ベズボロドフ氏は、モスクワの地下鉄1キロメートルあたりの価格が2億ドル(約200億円)になると試算。概算で、現在建設中の地下鉄は3500億ルーブル(約1兆500億円)ほどまで値上がりしそうだが、モスクワ市役所の関係者は2500億ルーブル (約7500億円)で建設が進んでいると話す。
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