鶴岡公二外務審議官=写真提供:Press Photo
「安倍晋三首相のモスクワ訪問は、今後の日露経済関係に重要な影響を及ぼした。現在、ロシアでは多くの日本企業が活動しており、日露経済は、両国関係のこれまでの歴史のなかで最高の状態にあると思う。その意味で、我々は、今後の協力関係の発展に大きな期待を抱いている」。鶴岡公二外務審議官はこのように述べた。
また同氏は、両国の協力が世界経済全体の成長を促す可能性がある点を指摘した。
「日露両国は、世界経済の成長を確かで堅固なものにできる十分な可能性を秘めている」。
「ロシア経済は今後さらに成長する可能性が大」
鶴岡氏は、日本外務省を代表する国際経済のエキスパート。その同氏は、「ロシア経済は全体として極めて良好な状態にあり、今後さらに成長する可能性が大」と述べた。また、ロシア経済の成長と金融の安定が「世界経済の健全化に貢献」している点を世界は評価すべきだと指摘した。
主要8か国(G8)首脳会議(サミット)は、6月17~18日に北アイルランドのロック・アーンで開催される。ロシア、フランス、アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの各国首脳が参加し、欧州理事会議長と欧州委員会委員長も、EU(欧州連合)を代表して参加する。
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