サンクト国際経済フォーラムの議題

ロシア最大の経済・政治イベント、サンクトペテルブルク国際経済フォーラムの第17回目が、6月20~22日に開催される。世界30ヶ国から5000人以上が参加し、世界経済の展望と経済成長の道筋について話し合う。
=タス通信撮影
=タス通信撮影

 フォーラムの主なテーマは、「世界経済の展望:決定的な行動を起こす時」という時宜にかなったものだ。「サンクトペテルブルク国際経済フォーラムは、国 内外の経済について語る重要なプラットフォームの一つ。それを議題に反映させるように努めた」と、ロシア経済開発貿易省投資政策・民間・国家協力部のイー ゴリ・コヴァリ部長は話した。

 ロシアが今年、 20ヶ国・地域(G20)議長国を務めていることも、フォーラムに特別な意義を与えている。「今年のフォーラムのプログラムには、『G20』の議題も入 る」。特に経済成長加速のための投資の刺激、国債の管理、国際金融システム改革、エネルギー市場の確実な発展、世界貿易の強化などに重点が置かれる。

 

エネルギー関連企業のサミットも 

 また、今日多くの国にとって喫緊の課題となっている、経済不況からの脱出および確固たる経済成長達成の道筋も、フォーラムの主な議題になる。「世界の確 固たる経済成長の議題」をテーマに掲げるセッションでは、世界経済の発展を決める主な要因、経済立て直しおよび成長の刺激のために必要な対策についても話 し合われる。

 ロシア政府関係者も参加する「世界的議題の中のロシア」(ロシア経済の発展の方向性および世界経済におけるロシアの役割)、また経済と社会の課題を解決するための最新技術および革新的手法の利用に焦点を当てる「新たな変化への触媒」も重要なテーマだ。

 その他に、エネルギー関連企業のサミットも開催される。昨年はこのサミットに関連して、ロシアの国営石油会社「ロスネフチ」が、イタリアの半国有石油・ガス会社「エニ」、ノルウェーの石油・ガス会社「スタトイル」 と、ヨーロッパの石油精製、北アフリカその他の鉱床開発を条件として、北極圏に関する契約を結ぶなど、いくつかの契約に署名を行った。

 

発展するフォーラム 

 このフォーラムは大きく発展してきた。2000年代半ばまでは地域フォーラムにすぎず、参加者が2000人を超えることもあまりなかったが、2005年以降 は国際的なプラットフォームとして、ロシア経済開発貿易省の元大臣で、「ズベルバンク」の現総裁であるゲルマン・グレフ氏が、活発に宣伝活動を行い、発展させた。その後イーゴリ・シュワロフ第一副首相が支援し、ロシアを代表する経済フォーラムとなった。

 ロシア高官は、国際的なイベントの準備をする際、このフォーラムを参考にするようになった。経済開発貿易省のオレグ・フォミチョフ副大臣はこう話す。 「サンクトペテルブルク国際経済フォーラムは、ロシアで行われる他のフォーラムの基準になった」。そう言われるだけの数字を実際に記録している。この経済 フォーラムには昨年、アメリカのフォーブス誌やフォーチュン誌のランキングに入る外国の大手企業の経営者157人を含む、ビジネスの代表者が5347人参 加した。フォーラムでは84件の契約書に署名が行われたが、うち9件は3600億ルーブル(約1兆1300億円)以上、さらにその中の4件は1644億 ルーブル(約5180億円)の与信契約書だった。また、30ヶ国から1139人のジャーナリストが、このフォーラムに関する情報を発信した。

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