日本・ロシアフォーラム事前会見

=ニコライ・コロリョフ撮影

=ニコライ・コロリョフ撮影

 東京で行われる、ロシースカヤ・ガゼタ(ロシア新聞)と毎日新聞の共催日本・ロシアフォーラム「ビジネス、技術、文化の接点」に先立ち、モスクワのロシースカヤ・ガゼタ・メディアセンターで記者会見が行われ、概要が説明された。

 ロシースカヤ・ガゼタのパーべル・ネゴイツア社長は、挨拶でこう述べた。「国際プロジェクトを始めて6年目になりますが、そのプロジェクトのひとつが日本の新聞社との共催プロジェクトです。タブとアプリケーションの発行以外に、露日会議などの対話フォーラムの提案があり、即座に支持いたしました。フォーラムの各界専門家の提言が、露日関係のさまざまな側面に良い影響を与えることを強く願っています」。

 

228日から東京で日露フォーラム 

 フォーラムは2月28日木曜日午前10時から午後6時まで、東京都千代田区のホテルグランドパレスで開催され、経済、産業、インフラ、文化、スポーツなど、各分野の専門家による講演やパネルディスカッションが行われる。このプロジェクトの開催期間は2月27日から3月1日までで、27日には晩さん会が行われる他、異なる行事が用意されている。これほどの規模で、学者や、研究所、政府、ビジネスの代表者など、日本とロシアの有名な専門家が一同に会するのは初めてだ。ロシア連邦経済開発貿易省、ロシア連邦極東発展省、ロシア連邦外務省、日本外務省などが、このフォーラムを後援する。

 

円卓会議形式での事前記者会見 

 今回の記者会見および円卓会議に列席したのは、1996年から2003年まで駐日ロシア特命全権大使を務めたアレクサンドル・パノフ氏、ロシアAPEC研究センターのグレブ・イヴァシェンツォフ副所長、「ロスナノ」対環太平洋諸国強力分野責任者アンドレイ・クリフツォフ氏、極東研究所日本研究センターのワレリー・キスタノフ所長などで、多面的な日露関係の共通認識を図った。このような両国の対話プラットフォームが築かれるのは初めてだと、列席者の誰もが認めた。テーマ別のフォーラムはこれまでも当然開催されてきたし、その多くで、共同宣言に署名が行われていた。だが、両国関係の突破口となるようなものは一度も開催されていない。

 今回の課題「接点」には、少し異なる見解がある。フォーラムの主な目的は、活発な対人交流の成果などを含む、日露関係の強化だ。

 

環太平洋地域でロシアのイメージアップ 

 ロシースカヤ・ガゼタ国際プロジェクト副責任者、エフゲニー・アボフ氏はこう話した。「この共催プロジェクトは、両国民を近づけ、接点を見いだすという目的の実現に寄与することとなるでしょう」。

 円卓会議の中心議題となったのは、経済・エネルギー分野における協力だ。ロシアにとって最重要課題のひとつのなるのは、日本の投資家をひきつけるようなイメージをつくることだと列席者は述べた。両国には協力プロジェクトの大きな可能性があるものの、噂や誤解、またそれぞれの文化的特徴の無認知や無理解などにより、実現できないことが多い。

 その他の議題としてあがったのは、極東の発展、資源開発、インフラ整備、宇宙・IT分野の協力、技術交流、文化交流などの二国間関係だった。

 ネゴイツア社長はこう話した。「フォーラムでは、両国に義務を課すような文書は交わされないと思っている。何よりも両新聞の役割は情報発信だ。ロシア人が日本について、または日本人がロシアについて認識できるような情報源となることができたら、両新聞の義務の一部を果たせたということになる」。

 フォーラムの関係者は、これが両国関係の問題を議論するための常設プラットフォームとなり、環太平洋地域におけるロシアのイメージアップにつながればと考えている。