タス通信撮影
これらのチケットは個人の購入や、団体旅行用に手続きされているものだという。また企業部門でも需要が高く、現在数千枚が手続き中で、パッケージ・ツアーにも相当の需要があるという。
会場の観客受け入れ予定人数は約4万6000人。グランプリの週末、レースと他の関連イベント(サポート・レース、コンサートなど)などが行われるソチ・オリンピック・パークを訪れる人は10万人になると、ヴォロビヨフ氏は試算している。海外から訪れる人は20%弱とみている。
費用回収までの道のりは長いが
「金曜日(販売開始日)に需要のピークがあり、その後販売済みの席の数が着実に増えていってるため、かなり早い時期にすべてのチケットが完売すると確信している」とヴォロビヨフ氏。これより以前、4月20日までに3万件以上のチケットの事前予約があったことを伝えていた。
F1会場の建設見積費用が110億ルーブル(約330億円)であることを、オメガ社コース建設部のゲンナジー・サエンコ部長が以前明らかにしていた。ヴォロビヨフ氏はこう話す。「グランプリ実施の際の基本的な事業課題とは、赤字なしの運営」。2回のグランプリで、チケット、スポンサー、顧客サービスなどにより、「運営にかかる支出を完全にカバーする」できるよう努力する。
コースの建設やライセンスにかかる費用の回収期間は長く、2回のグランプリが終わり、会場を1年運営した後に具体的な期間がわかるという。
チケット購入はこちら
ソチF1のチケットは、サーキットの公式ウェブサイトで購入可能。一般席5000ルーブル(約1万5000円)は7000枚、メイン席2万3000~2万8000ルーブル(約6万9000~8万4000円)は8000枚強、一時席1万1000~1万7000ルーブル(約3万3000~5万1000円)は2万3000枚、VIP席10万8000ルーブル(約32万4000円)は3000枚強、パドック・クラブ席21万2000ルーブル(約63万6000円)は5000枚。
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。