ロイター通信撮影
ソチ五輪に出場する日本チームはもはや脇役ではない。メダル5個(銀3、銅2)に留まったバンクーバーとは異なり、ソチでは躍進が期待される。
日本は2006年のトリノ五輪でフィギュアスケートの荒川静香が獲得して以来、冬季五輪の金メダルから遠ざかっている。
その後の8年間で、荒川の後輩たちが力をつけてきた。
日露フィギュア対決
女子シングルでは23歳の浅田真央が抜群の強さを発揮している。太刀打ちできるのは15歳のユリア・リプニツカヤしかいないというのが大方の予想だ。
リプニツカヤには地元の強みがあり、ファンの大きな声援が審判の採点を左右することも考えられる。
男子シングルも日露対決が見ものだ。現在世界ランキング1位の羽生結弦をトリノ金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ選手が迎え撃つ。若さと経験のぶつかり合い。氷上の熱き戦いに注目が集まる。
スピードスケートでは、日本は強豪選手をそろえてきた。男子では500メートルに出場する長島圭一郎と加藤条治の二人が金メダルの有力候補だ。
ロシア勢ではバンクーバー銀メダリストのイワン・スコブレフに期待される。しかし、すべての種目で強さを見せる韓国とオランダがメダルを独占してもおかしくない情勢だ。
高梨にはかなわない
スキージャンプでは13年の女子世界チャンピオンである高梨沙羅が最も安定感のある選手だ。高梨は最近のワールドカップで16戦8勝。この少女が平常心で飛べれば、金メダルは揺るがない。
スノーボードとフリースタイルスキーでも露日の選手が期待がかかる。スノーボードでは岡田良菜とエカテリーナ・トゥデゲシェワが金メダル候補であり、フリースタイルスキーではエリザベータ・チェスノコワと遠藤尚が表彰台を狙っている。
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