写真提供:アレキサンダーエメリヤーエンコのフェイスブックページ
-ギリシャの修道院に行ったのは、自身のお考えでしょうか、それとも誰かに助言されたのでしょうか。
完全に私の決定です。誰とも相談していませんし、背中を押されたわけでもありません。
-なぜこの修道院だったのでしょうか。
ここの修道院長を良く存じていたので、この修道院でなければだめでした。修道院長とは連絡を取り合っていますし、今回行ったのも初めてというわけではありません。今回は2ヶ月半滞在しました。
-修道院で何をされたのですか。
祈りをささげ、薪を割り、パンを焼き、木工工房で働きました。あとは雑用や、私に必要だったしょく罪の労役をいろいろとこなしました。すべて遂行しました。
-自由時間や個人の時間はありましたか。
これ自体が私の自由時間です。すべての自由時間を人助けに費やしました。何らかの事情で忙しかったら、これはできなかったでしょう。
-総合格闘技に復帰しようと決めたのは、この修道院での生活と直接的に関係があるのでしょうか。
修道院に行って恩寵(おんちょう)を受けました。キリル総主教の懺悔聴聞司祭であるイリヤ様と一緒に飛行機で帰国し、私が総合格闘技に戻るよう、はなむけの言葉を与えてくださいました。イリヤ様とも話しましたし、この問題について聖職者の方々にも話をしました。体は強くなり、若くなり、新たな勝利に向けた準備ができています。
-お兄さんのエメリヤーエンコ・ヒョードルさんは、復帰を支持してくれましたか。
兄とはこの問題について話をしていません。
-修道院にいた間、ヒョードルさんには連絡を取りましたか。
いいえ、取っていません。
-復帰後の試合に向けて準備はどのように進んでいますか。
現在とても体の調子がいいです。コーチがこれから遠征先から戻ってきて、私の指導にあたります。時間は2ヶ月あります。しっかりとトレーニングしていきます。
-試合はたくさん予定されていますか。
はい、近い将来、遠い将来、どちらも非常にたくさんの試合が予定されています。「レゲンダ」と「プロFC」という2つの組織が私と契約を結び、試合を調整してくれます。組織も、観客も、総合格闘技のファンも、多くの人々が関心を寄せてくれています。ロシアのヘビー級の選手が一人でもランク入りするためには、引退はまだ早いと思いました。
-コーチとは復帰について相談しましたか。
いいえ、誰とも相談していません。自分で決めました。聖職者の方々からいただいた、はなむけの言葉のみです。コーチに電話をして戻ることを伝えました。現在コーチはボクシングの試合に向けて若手を指導中です。試合が終わったら戻ってくるので、月曜日から練習を始めます。
-コーチは復帰を喜んでいましたか。
もちろん、喜んでいます。一緒に準備していきますよ。
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