ロシアン・オーブン:チョコレートケーキ「プラハ」

 他とはちょっと違うチョコケーキのレシピを探しているなら、ソ連生まれの「プラハ」がおすすめ。「プラハ」は軽妙洒脱でクラシックなソ連の特権階級風デザートだ。

 

 地理的な名前がついているものの、チェコ共和国とは無関係。この有名なチョコケーキは、ソ連の菓子職人ウラジーミル・グラルニクによって考案された。グラルニクは1970年代、モスクワ中心部の「プラハ・レストラン」でパティシエとして働いていた。ソ連グラマラスの頂点を象徴するような華麗なインテリアとメニューが特徴の「プラハ・レストラン」は、国内きっての“料理実験室”でもあった。「プラハ」ケーキは“実験成果”の一つとしてよく知られていた。

 チョコレート、クリーミーさ、甘美さなど、「プラハ」ケーキは有名なウィーンのザッハトルテに似ている。だがザッハトルテとは異なり、バターと練乳をベースにしたオリジナル・ソースを特徴としている。

 新しい料理の体験への心の準備ができたら、いざ開始!

 

材料

卵 7個

砂糖 150グラム

バニラシュガー 小さじ2

小麦粉 115グラム

ココアパウダー 35グラム

無塩バター 340グラム

加糖練乳 120グラム

アプリコットジャム 大さじ6

ビターチョコレート 100グラム

 

生地づくり

 卵6個を割り、白身と黄身をわける。

 メレンゲづくりを始める。白身を泡立て、途中で砂糖75グラムを加える。

 別のボウルで黄身6個と砂糖75グラムを混ぜ、あらかじめ混ぜておいた小麦粉とココアパウダー25グラムをそこに少しずつ加えていき、次にメレンゲを加え、さっくり混ぜる。

 溶かしバター40グラムを加える。

 丸い型に生地をまんべんなく広げる(型がシリコンでない場合は、型にバターを塗っておく)。

 200℃まで予熱したオーブンで30分間焼く。

 焼きあがった生地を8時間ほど置いて冷まし、3層にするために横方向に3枚に切る。

 

ソースづくり

 黄身1個と水20ccを混ぜ、練乳120グラム、バニラシュガー小さじ2を加えて混ぜる。

 濃厚にするために湯煎にかける。湯煎にかけている間は絶えずかき混ぜる。

 ソースを冷ます。混ぜ続ける。

 バター200グラムをつぶし、ソースを少しずつ加え、ココアパウダー10グラムを加えて混ぜる。

 焼いた生地にソースを塗り、その上に生地を重ねて、またソースを塗る作業をくりかえす。

 あらかじめ温めておいたアプリコット・ジャムをケーキの上面に塗る。

 

スプレッドづくり

 ビターチョコレート100グラムとバター100グラムを湯煎にかけ、溶かしながら混ぜる。

 ケーキにスプレッドを塗る。

 ケーキを2時間冷蔵庫に置く。好みで飾り付けをする。

 

 できあがったらあとは味わうのみ。どうぞ召し上がれ!