伝説のカメラマン、レフ・ボロドゥリンの目を通したソ連のスポーツ(写真特集)

 レフ・ボロドゥリンはアレクサンドル・ロトチェンコのようなアヴァンギャルド芸術家らの伝統を引き継いだ世界的に有名なカメラマンである。そんなボロドゥリンの素晴らしい写真をご覧いただこう。

 スポーツ写真というジャンルにおいて革新的なカメラマンであったレフ・ボロドゥリン(19232018)はソ連のスポーツ写真の伝説であり、カルト雑誌「オゴニョーク」の主要な写真家の一人であった。彼の写真の多くは模範的なものとなり、世界のもっとも有名なオークションで落札された。

 1960年の夏季オリンピックで、ボロドゥリンは、雑誌「オゴニョーク」の表紙になった有名な写真「飛び込み台から」を撮影した。この写真には、飛び込み台から水中に飛び込む選手の背中が映されている。ソ連政府はその「軽さ」を批判した。そしてそれにより、ボロドゥリンはスキャンダラスな写真家となり、一躍有名となった。

飛び込み 1960

スポーツパレード 1956

審判は誰? 1957

ウォーター・フェスティヴァル 1960

スポーツのリング 1967

スポーツのオーナメント 1956

宇宙へ! 1964

コーナーカーブ 1955

展覧会「レフ・ボロドゥリン―瞬間を予測する」は202383日から1117日にかけて寛容センター・ユダヤ博物館にて開催予定

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