伝統的な四阿、アーチに橋、中国風の灯籠。これらすべてがロシアの首都モスクワで目にすることができる。
景観公園フアミンは5月初旬に地下鉄駅「ボタニーチェスキー・サード(植物園)」からほど近い、同名のビジネスセンターのそばにオープンした。
公園は5.2ヘクタールの広さを持っており、中国国外にある中国庭園では最大規模のものの一つであり、ヨーロッパでは最大である。
中国庭園をモスクワに造園するというアイデアが生まれたのは2000年代の初頭だが、建設には数年が費やされ、ようやくオープンの運びとなった。
公園には3つのゾーンが作られている。中央に池のある伝統的な四阿、森の中を木の上を歩く散策路、そして管理部分である。
入口には中国の伝説に登場する神秘的な生き物で飾られたアーチと中国の灯籠がある。また中央入口の近くには、中国の哲学者、孔子の銅像が置かれている。ここにも居心地のよい四阿や建物がいくつかあり、今後はここで茶会などのイベントも予定されているのだそうだ。
すべての施設には詩的な中国の名前が付けられている。池は、洗練されたという意味のリンルン、アーチは紫の雲を意味するツィユン、そして橋は8人の神を意味するバシャンとそれぞれ名付けられている。
もっとも「映える」フォトスポットは、柳が植えられた人工池の周りで、まるで本当の中国に来たかのような雰囲気が味わえる。
あなたはこんな中国庭園に行ったことがありますか?