ロシアで最も美しい教会のひとつであるこの修道院は、革命後の数十年間、倉庫として使われていた。ソ連崩壊後は、コンサートホールとなっている。
ロシア最大のカトリック教会、処女懐胎カテドラルは、モスクワに暮らすカトリック教徒にとっての主要な礼拝場所のひとつだ。ここでは、世界最高の演奏家たちを招き、オルガンコンサートが催されている。
イヴォルギンスキー・ダツァンは、ロシアにある非公認の仏教の中心地だ。1945年に建てられ、ソ連で開設された最初の仏教寺院だった。今日では、ロシアの仏教徒の最高位にあるパンディド・カンボ・ラマがここに住んでいる。
16世紀に建てられた聖ワシリイ大聖堂は、モスクワ、そしてロシアの主要なシンボルのひとつだ。この大聖堂は、歴史の中で幾度となく破壊の危機にさらされてきた。伝説によると、ナポレオンが1812年にモスクワを占拠した際、彼はこの大聖堂を爆破するよう命じたのだが、強い雨が猛烈に降りつけたのだという。
このモスクは、1552年に、ロシア軍からカザンを守った詩人で政治家のイマーム・クルシャリフを讃えて建てられた。モスクは、礼拝の場としてもイスラム教の博物館としても用いられている。
2004年に、ダライ・ラマ14世の祝福を受けて建てられた「釈迦牟尼仏黄金寺院」は、カルムイキア共和国の首都エリスタにあり、ヨーロッパ最大の仏教寺院のひとつだ。
19世紀後半に建てられた大コラール・シナゴーグは、ロシアの北の都にいるユダヤ人たちのために精神生活の中心地である。この巨大な建物は、最大1200人を収容することができる。
ウラジオストクで最も古い宗教建造物で、ロシア極東のプロテスタントの主要な場所となっている。この教会はすべて、ドイツからウラジオストクに特別に運ばれてきた赤レンガを用いて作られている。
サンクトペテルブルクの主要な観光スポットのひとつであるカザン大聖堂は、メインストリートであるネフスキー大通りに位置している。1913年に、のロマノフ王朝三百年祭のお祝いの際には、多くの人々が大聖堂に群を成して押し寄せた。その結果、34名が死亡し、それは、ロシアにとって不吉な予兆と見なされた。
チェチェン共和国の初代大統領にちなんで名付けられた、アフマド・カディロフモスクは、2008年にできた。最大1万人の礼拝者を収容することができ、ヨーロッパ最大のモスクのひとつである。
顕栄聖堂は、カレリア共和国のキジ島にある有名な木造建築物のひとつだ。22の丸屋根で飾られたこの美しい教会は、1714年に建てられた。
シナゴーグ、モスク、カトリック、正教の教会が並んでいるこのユニークな複合建築は、礼拝の場として設計されたのではない。この寺院は、寛容と、世界の全宗教がひとつになる可能性の象徴となることを目的としている。
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