ロシア捜査委員会の代表者らが、アレクサンドル3世(1845-1894)の遺骸と、その息子ニコライ2世皇帝(1868-1918)のものと推定される遺骸から、比較のため、それぞれDNAサンプルを採取した。
ニコライ2世は十月革命直後の1918年、家族とともに銃殺された。その「遺骸」は2007年、エカテリンブルク近郊の埋葬地で発見されたが、ロシア正教会はその信憑性に疑義を呈している。2015年10月、キリル総主教は政府に対し、ニコライ2世とアレクサンドル3世の遺骸を比較する遺伝学的調査を行うよう求めた。ロシア正教会の考えでは、鑑定で肯定的な結果が出れば、ニコライ2世とその家族の遺骸がまぎれもなく本人のものであることの、議論の余地なき証明となる。
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