愛読書は、SNSで友達同士がシェアして話し合いたがるもの。=写真提供:tychay/flickr.com
フェイスブックではここ数ヶ月、影響を受け、自分の世界観に重要な痕跡を残した書籍10冊をあげるようユーザーに呼びかける運動が行われている。ユーザーのアカウントでは、このようなメッセージを目にすることができる。「何らかの形で残っている本を10冊あげてみて。あまり考えすぎずにね。『正しい』本とか、文学の傑作でなければいけないわけではなくて、単に影響を受けた本のこと」
1位は「ハリー・ポッター」
フェイスブックの科学部門のメンバーは、「10冊」という条件を満たしている8月後半のユーザーのメッセージを分析。その結果、13万件の投稿を集めることができた。ユーザーの63.7%はアメリカ在住者、9.3%はインド在住者、6.3%はイギリス在住者だった。平均年齢は37歳。
魔法をわざわざ使わなくとも、J.K.ローリングの「ハリー・ポッター」は堂々の1位を獲得。選定率は21.08%だった。2位はハーパー・リーの「アラバマ物語」(14.48%)、3位はJ.R.R.トールキンの「指輪物語」(13.86%)。
「アンナ・カレーニナ」と「罪と罰」もランクイン
それ以降は、4位J.R.R.トールキン「ホビットの冒険」(7.48%)、5位ジェーン・オースティン「高慢と偏見」(7.28%)、6位聖書(7.21%)、7位ダグラス・アダムス「銀河ヒッチハイク・ガイド」(5.97%)、8位スザンヌ・コリンズ「ハンガー・ゲーム3部作」(5.82%)、9位J.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」(5.70%)、10位C.S.ルイス「ナルニア国物語」(5.63%)と続く。
100位以内にはロシアの文学も2冊入った。83位のレフ・トルストイの「アンナ・カレーニナ」と、84位のフョードル・ドストエフスキーの「罪と罰」。
類は友を呼ぶと言うが、この運動に参加した友だち同士が同じ本を選ぶ確率は、無作為に選ばれた人同士の確率の4倍だった。
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