ハロウィンにロシア人を装う方法

=Alamy/Legion Media撮影

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ハロウィンにジョーカー、バットマンやフライング・スパゲッティ・モンスターの格好をするのに飽きて、新しいコスチュームのアイディアを求めているならば、ウォッカのショットのように単純で簡単な提案がある:ロシア人になろう。

 これは本物の「ココーシュニク」(伝統的なロシアの女性用帽子)の作り方案内ではなく、ハロウィンにロシアンスタイルを取り入れるアイディアである。

 多くの事と同様に、ロシアのハロウィン衣装を作るには簡単な方法も、複雑な方法もある。

 編物や工作やガムテープ張りをする時間がなければ、想像力と常識が許す限りありふれたコスチュームを身につけることだ。一番簡単なのは、オベチキンのホッケーのジャージを買い、毛皮の帽子を被る事である。時間があれば、本物の口髭と顎髭を伸ばすことも良い。ご存知の通り、ロシア人は通常カミソリ代わりに斧を使うので、髭は滅多に剃らない。

 空のウォッカのボトルに水を入れて酒豪の振りをすることもできる。ボトルに直接口をつけて飲み、一度に3口か4口、ごくごくと飲むと良い。要注意:本物のウォッカでは真似しない事。ロシア人でもハロウィンにそのような極端な事はしない。

 共産主義の理想への熱意を示したい場合は、ズボンもシャツも帽子も、全身真っ赤にすれば良い。もしくは、服は何色でも良いが、真ん中に大きな赤い星を付ける。黄色い鎌と槌を衣装のどこかに付ければ、間違いなく共産党員らしくなれる。もしくは、かわいい張り子の核弾頭を作り、街ゆく資本主義者全員を脅かそう。

 もっと手の込んだロシアの衣装には、創造性がより求められる。例えば、ロシアの何かに扮することができる。クマの着ぐるみはどうだろうか。いや、そんなのは簡単すぎる、子供用の衣装だ。代わりに、ホワイト・ルシアンに扮してみよう。ホワイト・ルシアン美女の衣装ではなく、カクテルの方だ。混ぜていないホワイト・ルシアンの2色が層になっているドレスを着て頭には大きな偽物のストローを付けるのを忘れずに。キャビアをのせたパンケーキも良い衣装だ。染めた毛布をパンケーキに見立て、半分空気の抜けた赤か黒の風船をキャビアにする。

 また、ロシアのおばあさんやマトリョーシカに扮する事も出来る。実際、この二つに相違はない。典型的なロシアのおばあさんはマトリョーシカに似ている。衛星(ロシア語で衛星はスプートニクと言う)の衣装はちょっと難しいかもしれないが、宇宙飛行士の服を身に付け、「パィエーハリ!(行くぞ)」と繰り返す事なら出来る。これなら、誰でもユーリー・ガガーリン(世界初の有人宇宙飛行を行なった人)だと分かる。

 ロシア人スパイの様にドレスアップするのも良い案である。最近はアンナ・チャップマンが一番有名なロシア人スパイなので、赤いウイッグと何かセクシーなコスチュームがお勧めである。他の国のスパイと混同されないように、ロシアの国旗や鎌と槌の付いた山形袖章を付けよう。しかし、本物のスパイはそんなに分かりやすい事をしないだろう。

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 もっとまじめな話をしよう。もしも歴史や民族衣装に興味があるのなら、 17世紀のロシア農民に扮するのが良い。趣味が良いだけではなく、衣装を作るのは簡単である。シンプルな白の長袖シャツの襟を胸の左側でちょっと破き(重要ポイント:真ん中ではなく左側!)赤のストライプ(装飾付きでもそうでなくても)を破けた所の端に縫い付ける。シャツの裾と袖に赤のストライプを加える事もできるが、それはオプションである。幅のある赤い紐(タッセル付きなら尚良い)をベルト代わりにする。シンプルな黒のズボン、長い黒のブーツにハンチング帽を被れば完璧だ。

 ポリティカル・コレクトネス(言葉や用語に社会的な差別・偏見が含まれていない公平さのこと。職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現、およびその概念を指す。)の問題がある。ロシア人の格好をしたら、ロシア人の友人達の顰蹙を買うだろうか。答えは、「ノー」だろう。通常、ロシア人は全員西側の「ウォッカやクマ」というステレオタイプを嫌うが、外国人が我々の国に関心を示すと密かに嬉しい。ロシアンなハロウィーンの衣装を着れば、きっと人気者になるに間違いない。