中納良恵氏(左側)と森雅樹氏=写真提供:Press Photo
ロシア市場では、どういう人にエゴラッピンの音楽を聴いてほしいですか。
森雅樹さん 特に限定はしないけど、イメージはその国の歴史的な移り変わりで、ちょっと哀愁感みたいな。僕たちの音楽はノスタルジックに表現されたり、切ないけどちょっと楽しいみたいな音楽サウンドの一つとして受け止められたりしています。そのへんはロシアの人にも分かってもらいたいです。
どうしてロシアではアジアのバンドがあまり知られていないし、日本では「タトゥー(Tatu)」以外、ロシアのバンドは知られていないのだと思いますか。
中納良恵さん これは政治も影響していると思います。日本はまだアメリカやイギリスという文化にはなびきやすいけど。そして、CDショップに行けば、ロシアのジャズや東南アジアの歌謡曲のCDなどを扱っている人もいるにはいるんですけど、やっぱりマニアックだなあ。
森さん タトゥーは僕らも知っている、ポピュラーなバンドですね。
中納さん やっぱりビジネスというか、国と国の商業的な関係が見えますね。
ということは、例えばロシアのバンドが日本のテレビに出て、音楽が流れたら、人気が出ると思いますか。
中納さん 出ると思います。
今回の音楽祭でアジア音楽がロシアでより知られるようになりました。逆にロシアの音楽は日本で知られるようになると思いますか。
中納さん 1回の交流では足りないです。これからも何度も続けないとね。
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