日ソ・日露交流40年

「東海大学にはソーラーカーのプロジェクトがある。モスクワ大学も軽量で省電力の電動機を開発しているので、特にこの分野で協力していきたい」=写真提供:Nuon / flickr.com

「東海大学にはソーラーカーのプロジェクトがある。モスクワ大学も軽量で省電力の電動機を開発しているので、特にこの分野で協力していきたい」=写真提供:Nuon / flickr.com

東海大学訪露代表団(40人)の歓迎式典が8月31日、モスクワ大学構内の日本センターで盛大に行われた。

 40年前の1973年10月、モスクワ大学は東海大学と学術協力協定を締結した。それに先立つこと19年前、東海大学の創設者、故松前重義氏は日本の国会議員団の一員としてソ連を訪問した。

 「松前は旧ソ連・東欧の社会主義諸国との交流推進が日ソ関係を確かにし、日本の経済発展にも有益だと考えていた」と松前達郎・東海大学総長(松前重義の長男)は語る。

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 東海大学はモスクワ大学と協定を結んだ最初の日本の大学であり、この40年間に交換留学した両大学の学生は約1000人に上る。元留学生の中にはミハイル・ガルージンASEANロシア代表、ドミトリー・ストレリツォフ・モスクワ国際関係大学教授、作家ボリス・アクーニン氏らがいる。

 9月初めには、両大学間で新協定が結ばれた。ニコライ・ショーミン・モスクワ大学副学長は「新協定は情報安全保障の分野の協力、スポーツ、日本語とロシア語の教育プログラムなどを含む」と説明した。。

 これに加えて、モスクワ大学物理学部と東海大学の間でも協定が締結された。協力の主な分野は流体動力学、流体力学、生物学、炭素素材などの研究だ。 

 「東海大学にはソーラーカーのプロジェクトがある。モスクワ大学も軽量で省電力の電動機を開発しているので、特にこの分野で協力していきたい」。こう語る同大学物理学部長顧問のキリル・クチキン氏は「こうしたプロジェクトは大学の権威をも高めてくれるだろう」と期待している。