ルジニキ・スタジアムがオープン

ルジニキ・スタジアムの夜景 写真提供:Daniel Kruczynski / flickr.com

ルジニキ・スタジアムの夜景 写真提供:Daniel Kruczynski / flickr.com

1956年の今日、7月31日に、ルジニキ・スタジアムがオープンした。旧称はレーニン・スタジアム。

スポーツ大国のメインスタジアム 

 ルジニキ・スタジアムはロシア最大、世界でも有数の多目的競技場で、収容人数は7万8360人。モスクワオリンピックでは、最大で103000人を収容した。

 1954年に、ソ連政府はルジニキに、「大モスクワ・スタジアム」の建設を決定し、翌1955年4月に着工した。建設を指揮したのは、後にソ連文化大臣を長く務めるエカテリーナ・フルツェワ。

 オープンニングのセレモニーは、1956年7月31日に行われ、以来何度も改修を経てきた。1980年のモスクワ・オリンピックではメイン会場となり、閉会式では、大会のマスコットだった小熊のミーシャがここから空に飛び立った。

 

モスクワ建都850周年に合わせて大改修 

 1997年のモスクワ建都850周年に合わせて、大改修されたが、これはUEFA(欧州サッカー連盟)の基準に準拠させるためでもあった。

 2年足らずの間に、高さ26メートルの支柱72本がぐるりと円形に組み立てられ、幅63・5メートル、重量1万5千トンの巨大な丸屋根をユニークな工法で支えた。

 新しい電光掲示板が設置され、照明、音響設備も改善されて、FIFA(国際サッカー連盟)の規格に合わせた選手の更衣室も設けられた(320平方メートル)。

 大改修の結果、1998年にルジニキは、欧州の「UEFA5つ星スタジアム」に認定されることになった。

 

2018年サッカーW杯決勝戦もここで 

 最近では、今年6月末に、7人制ラグビーW杯が、このスタジアムで開催され、男女ともニュージーランドが優勝したのが、記憶に新しい。

 2018年にロシアで開催されるFIFAワールドカップの決勝戦も、ここルジニキ・スタジアムで行われる予定だ。

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