写真提供:Eduard Marmet/wikimedia.org
Tu-134は、短中距離用の双発ジェット旅客機で、開発したのはツポレフ設計局。Tu-124の改良型だ。
ジェット爆撃機Tu-16がベース
Tu-124、およびソ連最初のジェット旅客機Tu-104(初飛行1955年)の機体は、ソ連初のジェット爆撃機Tu-16(初飛行1952年)から開発されている。
そのため、初期型のTu-134Aは、機首部分が爆撃機を思わせるガラス風防になっていた。胴体も細く、そのため、乗客数は後期型でも100人以下と比較的少なかった。
全長37・1メートル、翼巾29メートル、最大速度は時速900キロメートルで、航続距離は2500キロ。
発展型のTu-154とならぶ主力機種
Tu-134の生産数は1000機を超え、その拡大発展型のTu-154(初飛行1968年)とともに、ソ連、ロシアおよび多くの共産主義国の主力機種だった。
Tu-134は、1984年に生産を終了したが、旧ソ連圏の国内線で運用されている。一方、Tu-154は、技術を更新しつつ、現在まで生産が続いており、騒音対策を施した機種は日本にも飛来している。
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