マリインスキー・バレエ団に初めて日本人が正式入団

写真提供: fd / flickr.com

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名門マリインスキー・バレエ団に史上初めて、日本人が正式入団することになった。18歳の石井久美子さんだ。ジャパン・アーツ社がタス通信に伝えたところによると、入団は今年9月になるという。

 石井さんは東京生まれで、バレエを本格的に始めたのは比較的遅く、8歳のとき。東京バレエ劇場、祥子バレヱ研究所、東京バレエ学校などで学び、2011年に栃木県で行われたロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーの留学生オーディションに合格し、同年9月にこの名門バレエ学校に入学した。優れたバレリーナを数多く育ててきたリュドミラ・コワリョーワに師事した。

 

母親に泣きながら電話したことも 

 在学中は、しばしば涙ながらに母親に電話して、「マリインスキーのレベルにはいつになっても届かない」と訴えていたという。

 しかし、石井さんはくじけることなくバレエに打ち込み、ワガノワ・バレエ・アカデミーの卒業生が行うコンサートにも招かれた。石井さんの憧れのプリマは、マリインスキーのウリヤナ・ロパートキナだという。

 石井さんは、ワガノワを今年6月に卒業し、9月にマリインスキー・バレエ団に正式入団する予定だ。

 

パイオニアの岩田守弘さん 

 マリインスキーでは初の日本人の団員ということになるが、ロシア全体では、他にも活躍している日本人はいる。

 とくに岩田守弘(42)さんは、長年ボリショイ・バレエ団に所属し、外国人として初めてソリスト、さらに第1ソリストとなった。道化、悪魔などの役を得意として活躍してきたが、昨年2012年に17年間におよぶボリショイのダンサーとしての活動に終止符を打った。同年9月、ウラン・ウデ(ブリヤート共和国)のロシア国立劇場バレエ団の芸術監督に就任した。