作家アレクセイ・ニコラエヴィチ・トルストイの誕生日

アレクセイ・トルストイ原作のソヴィエト映画「アエリータ:火星の女王」(1924年)のポスター

アレクセイ・トルストイ原作のソヴィエト映画「アエリータ:火星の女王」(1924年)のポスター

1883年の今日、1月10日(ユリウス暦1882年12月29日)に、アレクセイ・ニコラエヴィチ・トルストイ(~1945)が、南部ロシアのサラトフで、トルストイ伯爵家に生まれた。

この一門は、文豪レフ・トルストイや、19世紀の作家アレクセイ・コンスタンチノヴィチ・トルストイ、反動的な文部官僚として悪名高いドミトリー・トルストイなど、多くの人材を輩出している。

サンクトペテルブルクの工業専門学校を中退。処女作は詩集『空色の河のかなたに』(1908)。革命前にすでに50篇以上の短編、『奇人たち』、『びっこの公爵』などの長編を発表し、作家としての地位を確立していた。

多彩なストーリーテラー 

ロシア革命後は、パリに亡命し、火星への旅を描いた『アエリータ』、自伝的な『ニキータの幼年時代』、『ピョートル大帝の一日』などを書く。

1923年、ソ連に帰り、推理小説的な『技師ガーリンの双曲線』等を書く。

代表作は、革命前後の知識人を描いた大長編『苦悩の中を行く』と歴史小説『ピョートル1世』だ。 

『ピノキオ』を翻案した『ブラチーノの冒険、または黄金の鍵』等、児童向けの作品もある。今日、彼の作品でいちばん読まれるのは『ブラチーノ』かもしれない。