アレクセイ・トルストイ原作のソヴィエト映画「アエリータ:火星の女王」(1924年)のポスター
この一門は、文豪レフ・トルストイや、19世紀の作家アレクセイ・コンスタンチノヴィチ・トルストイ、反動的な文部官僚として悪名高いドミトリー・トルストイなど、多くの人材を輩出している。
サンクトペテルブルクの工業専門学校を中退。処女作は詩集『空色の河のかなたに』(1908)。革命前にすでに50篇以上の短編、『奇人たち』、『びっこの公爵』などの長編を発表し、作家としての地位を確立していた。
多彩なストーリーテラー
ロシア革命後は、パリに亡命し、火星への旅を描いた『アエリータ』、自伝的な『ニキータの幼年時代』、『ピョートル大帝の一日』などを書く。
1923年、ソ連に帰り、推理小説的な『技師ガーリンの双曲線』等を書く。
代表作は、革命前後の知識人を描いた大長編『苦悩の中を行く』と歴史小説『ピョートル1世』だ。
『ピノキオ』を翻案した『ブラチーノの冒険、または黄金の鍵』等、児童向けの作品もある。今日、彼の作品でいちばん読まれるのは『ブラチーノ』かもしれない。
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