日本人探検家がムルマンスクで事故死

=PressPhoto撮影

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ムルマンスク州で12月26日、「日本のフョードル・コニュホフ」として世界で知られている有名な日本人旅行者、渡辺大剛さん(31)が交通事故で死亡した。渡辺さんは自転車でCIS諸国を旅している最中だった。2004年に、世界7大陸最高峰を日本最年少の22歳で制覇している。

「スバル・インプレッサを運転していたのは、1956年生まれの30年以上運転歴のある男性で、酒は飲んでいなかった。警察が今捜査中だ」とロシア内務省ムルマンスク州総局広報部は伝えている。

運転手は衝突後、事故現場から立ち去ろうとはせず、渡辺さんを助けようと救急車を呼び、国家道路交通安全監督局に連絡した。救急車や監督局が現場に到着したのは20分後だったが、その場で亡くなった。

ロシア外務省ムルマンスク州支局は、事故について在サンクトペテルブルク日本領事館に連絡を行った。

渡辺さんは日本でいくつかの記録をつくっていた人物で、ギネスブックの記録にも迫っていた。富士山の高速下山の記録を持っている他、七大陸最高峰も日本最年少の22歳で制覇している。また、チベット周辺を自転車で半年で走り、最速となっていた。渡辺さんは自転車だけではなく、徒歩でも旅をしており、その旅路の長さはかなり前に地球の円周の長さを超えていた。

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