やっぱりプルシェンコが花形

ロシア・フィギュアスケート選手権の記者会見の時 =マキシム・ボゴドヴィッド/ロシア通信撮影

ロシア・フィギュアスケート選手権の記者会見の時 =マキシム・ボゴドヴィッド/ロシア通信撮影

毎年恒例のロシア・フィギュアスケート選手権が12月25日、2014年ソチ五輪用競技場「アイスベルク(氷山)」でスタートした。この大会の結果により、クロアチア開催のヨーロッパ選手権に出場する、ロシア選手団のメンバーが決まる。各種目で上位3位にヨーロッパ行きの切符が渡される。今大会のスターは言わずと知れた、10回目の選手権チャンピオンを目指す、エフゲニー・プルシェンコだ。

世界中の一流スケーターが集まったソチGPファイナルから2週間の中休みを取って、「アイスベルク」は再び大きな大会の受け皿となった。クロアチア行きを狙い、国内の大物スケーターが一堂にそろった。

10回目の優勝狙う 

2006年トリノ五輪の金メダリストであるプルシェンコが今シーズン、公式大会で初滑りを見せるとあって、その注目度は非常に高い。今回は国内最高の男子シングルのスケーターとして、10個目のロシア選手権金メダルを狙う。

「12月初めのドルトムント大会(NRWトロフィー)に参加する予定でしたが、ケガをしてしまい、行くことができませんでした。その後治療を続けています。ロシア選手権は重要なスタートなので、10回目の優勝をしたいです。実現するようにがんばります」とプルシェンコは記者会見で話した。 

人気のスターではあるが、今大会でライバルがいないと言ったら嘘になる。ロシア選手権で金メダルを獲得した経験のあるコンスタンチン・メニショフとセルゲイ・ボロノフ、2011年世界選手権で銅メダル、2012年ヨーロッパ選手権で銀メダルを獲得したアルトゥール・ガチンスキー、最近行われたジュニアGPファイナルで金メダルを獲得したマクシム・コフトゥンなどがいる。

 女子シングルとペアはいかに

今大会の女子シングルで、クロアチア行きの切符を手にできるのは少なくとも2名だ。ロシア選手権で3回金メダルを獲得しているアデリナ・ソトニコワ、2012年インスブルック・ユース・オリンピックで金メダルを獲得したエリザヴェータ・トゥクタムィシェワは、これまで年齢によってヨーロッパ選手権には参加できなかったが、今回行くことができるかもしれない。この2人は今大会の注目選手だ。ソトニコワは今シーズンのGPシリーズで大活躍したとは言えないが、トゥクタムィシェワはGPファイナルに出場することができ、そこで5位に入賞した。

ペアではタチヤナ・ボロソジャルとマクシム・トラニコフ組が、今大会の優勝候補だ。世界選手権で銅メダルを2回獲得し、GPファイナルでも銅メダルを獲得している、川口悠子とアレクサンドル・スミルノフ組は、ボロソジャル・トラニコフ組のライバルとなる。2012年GPファイナルで銀メダルを獲得したベラ・バザロワとユーリ・ラリオノフ組が今大会に出場しなかったため、銅メダル候補となるのはクセニヤ・ストルボワとフョードル・クリモフ組だ。

 アイスダンスを審査するのは外国人

今大会でより関心が集まっている種目は、アイスダンスである。ロシア・フィギュアスケート連盟は、外国人のみの技術審判団を初めて招待した。カタリン・アルペルン氏(イスラエル)がテクニカル・コントローラー、シリヴィヤ・ノヴァク氏(ポーランド)がテクニカル・スペシャリスト、セルゲイ・バラノフ氏(ウクライナ)がアシスタント・テクニカル・スペシャリストとなっている。エカテリーナ・ボブロワとドミトリー・ソロビヨフ組のコーチであるアレクサンドル・ジュリン氏は、外国人を迎えた連盟の決定は正しく、客観的な判定が期待できると述べている。